咲かせよう、黄色の夢

花プロジェクト2015

 青空と黄色い菜の花の間を駆け抜ける、肌色と朱色の小湊鉄道の車体。毎春、この風景を心待ちにしている人がどれだけいることだろう。みんなで楽しむものは、みんなで作る。9月26日、佐是以南の小湊鉄道の沿線を中心に地元のボランティア団体などが菜の花の種まきをするイベント『花プロジェクト2015』が行われた。主催は市観光振興課。11回目となる今回は、里見駅、飯給駅、月崎駅周辺で地元の団体と共に100名の一般者も参加。小雨が降る中、蓋に穴を開けたペットボトルに入った種をシャカシャカ鳴らして歩きながら線路脇に蒔いた。
 種まきのあと、参加者は各地から加茂学園の体育館へ移動。ねぎらいのカレーが振る舞われた。小出市長の挨拶に続き、小湊鉄道の石川晋平社長が「ボランティアの力で維持している里山の風景としては、この南市原は世界一です!」と語ると会場からは大きな拍手が起こった。食後は、世界的にも有名な栗田宏武さんがチェーンソーカービングを披露した。木屑を飛ばしながら迫力満点のパフォーマンス。わずか数十分でフクロウを削り上げ、「おおーっ」と観衆をうならせた。
 ある参加者は「車で線路脇を通ったことしかなかったので、この春は小湊鉄道に乗って車窓から菜の花を満喫したい」と話した。
 来春に小湊鉄道各駅で行われる『菜の花まつり』が楽しみだ。

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