とうとうアロエベラを買ってしまいました。ずっと気になっていた植物のひとつで、いつかは欲しいと思っていたアロエの仲間です。昔はどこの家庭にも一鉢は置いてあった、火傷や虫刺されに効果のあるキダチアロエは育てているのですが、幸い火傷をする事も、虫刺されで腫れる事もないので、ほとんど使う機会がありませんでした。
 今回購入したアロエベラは、アロエヨーグルトなどにも入っている、食用にもなるアロエです。お店でヨーグルトを買う時、迷わず選んでしまうのはイチゴ入りでもブルベリー入りでもなく、アロエヨーグルト。あのみずみずしくて何とも言えない食感。毎朝の手作り豆乳ヨーグルトに自分で育てたアロエの果肉を入れたらきっと朝が待ち遠しくなるのかしら?と少女のような気持ちにすらなってしまいそうです。色は爽やかな薄い緑色。葉の形も一般的なアロエとは違って、根元から上に向かって扇状に真っ直ぐに伸び、そのまま観葉植物としても使いたくなるぐらいに素敵な形をしています。
 調べてみると葉は大きなものでは70〜80㎝、葉肉の厚みは3㎝程にもなるそうです。キダチアロエよりも寒さに弱いため、鉢植えで育てた方が無難な様です。効能はお肌のハリやツヤを保ち、ニキビの原因菌であるアクネ菌を殺して炎症を抑える作用があります。アロエの葉には多くのビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類、酵素類、アロエ特有の物など、おおよそ200種類の成分が含まれているそうです。世界三代美女の1人、クレオパトラの美貌はアロエで作られたとの言い伝えも残っているのだとか。
 食べても良し、塗っても良しの美容と健康の宝箱のような良い事づくしのアロエ。ただし、腸に対して刺激性があるので食べ過ぎないようにする事、アロエに含まれる「アロイン」には子宮に対して収縮作用があると言われているので、生理中や妊婦の方は注意が必要です。

 

長谷川良二。長柄町在住。ハーブコーディネーター、ガーデニングコーディネーター、歯科医師。市原を中心に公民館でのハーブの指導などをしながら自然栽培で野菜を育て、養鶏、養蜂にもトライ中。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】第1展示室  人々の暮らしを様々な面で支えている人工衛星。ロケットで打ち上げられた人工衛星は地球の周回軌道に投入さ…
  2. 【写真】教室の講師と子どもたち  JR浜野駅前と五井駅前でダンススタジオを経営する堀切徳彦さんは、ダンス仲間にはNALUの…
  3.  市原市不入の市原湖畔美術館にて、企画展『レイクサイドスペシフィック!─夏休みの美術館観察』が7月20日(土)に開幕する。同館は1995年竣…
  4. 【写真】長沼結子さん(中央)と信啓さん(右) 『ちょうなん西小カフェ』は、長生郡長南町の100年以上続いた小学校の廃校をリ…
  5.  沢沿いを歩いていたら、枯れ木にイヌセンボンタケがびっしりと出ていました。傘の大きさは1センチほどの小さなキノコです。イヌと名の付くものは人…
  6. 『道の駅グリーンファーム館山』は、館山市が掲げる地域振興策『食のまちづくり』の拠点施設として今年2月にオープン。温暖な気候と豊かな自然に恵…
  7.  睦沢町在住の風景写真家・清野彰さん写真展『自然の彩り&アートの世界』が、7月16日(火)~31日(水)、つるまい美術館(市原市鶴舞)にて開…
  8.  子育て中の悩みは尽きないものですが、漠然と考えている悩みでも、種類別にしてみると頭の整理ができて、少し楽になるかもしれません。まずは、悩み…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】第1展示室  人々の暮らしを様々な面で支えている人工衛星。ロケットで打ち上げられた人工衛星は地球の周回軌道に投入さ…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る