型を覚えて、カッコよくキレイに

 1月30日、ゼットエーオリプリスタジアムで『健康スロー空手教室』が行われ、未経験の小学生親子や60代の男女が参加した。主催は(公財)市原市地域振興財団。講師の『日本空手道丸與志會(まるよしかい)』千葉支部、師範の田中伸宜(のぶよし)さん(市原市在住)は「空手の目的は心身の鍛錬。基礎訓練を地道に繰り返すことで体が技を覚えていきます。左右半身を均等に使う全身運動で、1人でできるのもいいところ」と話す。今講座は、基本練習をゆっくりと行うことで体幹と筋肉を鍛え美容と健康の促進につなげようというもの。
 田中さんが指導するのは相手に触れない「寸止め空手」。練習は敵がいると仮想して行う。腰から拳を真っ直ぐに出す「正拳突き」は人差し指と中指の骨で敵を突く。足を肩幅に広げ膝は軽く曲げる。腰に据える拳は指を上向きに、敵に向かって前に繰り出す拳は指を下向きに。人の急所は体の中心線に沿ってあるので拳は体の真ん前に持ってくる。これらの動きを体の向きを90度ずつ、360度変え進みながら左右交互に行う型「太極初段」を体験した。慣れてくると、気合の「エイ!」という言葉にも気持ちがこもる。
 「蹴り」と「受け」も練習した。腹を狙われたときは、前に出す手のひじを45度曲げて腹を守る。腰をひねりながら拳は体の真ん前に。「きちんと体が型を覚えていれば、咄嗟の時には体が素早く動くものです」と田中さん。
 小1の娘と参加していた母親は「子どもと一緒にできますね」ほか、「きつかったけれど楽しかった。型は繰り返しやれば覚えられそう。またやってみたい」との声が聞かれた。毎週木曜18時から姉崎小体育館にて体験会受付中。

問合せ 田中さん
TEL 080・3171・0673

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