特殊紙で本物のような花木作り

 本物と見間違える人も多いという『フレスコアート盆栽』。蝋加工した特殊紙で、花や葉はもちろん、幹も石もすべてそっくりに表現する。千種コミュニティセンターでは、レンギョウの花をつくる講座を2月4日から全4回で開催中。講師は青葉台在住の末田アサ子さん。「完成品は自然に近い仕上がりで、そこが一番の魅力。小さなパーツをひとつひとつ作り、組み合わせていく作業は細かいですが、それもまた楽しいですよ」。
 取材したのは1回目。黄色、緑、灰色のペーパーを、花びら、葉、ガク、幹部分のパーツにする前の準備の行程だ。黄と緑の紙をそれぞれ木工ボンドで貼り合わせ、ローラーで押し伸ばして薄くし、少し乾いたらヘラなどで紙のシワ模様をつぶしていく。この『つぶし』で、最終的な仕上がりの美しさが決まるという。緑の紙は葉とガク用。細い針金を置いて紙を重ね貼ったものは葉の部分。スポンジでアクリル絵の具の緑を塗る。幹になる灰色の紙は、シワの縦目に沿って茶色を塗り、花用の黄の紙には黄色を塗った。4名の参加者は慎重な手つきで、初めての作業を丁寧に進めた。
 次の日程は、切り出した花などのパーツを形にしていく行程。用意された小さな鉢に発泡スチロールと新聞紙を詰めて土台にし、幹は筒状の発泡スチロールに針金を入れ、ねじって幹の形にするなどもある。「早く進めたいので、家でパーツを切ってきます」「つぶしもTVを見ながらやりますよ」と、参加者はとても熱心。どんなレンギョウが咲くのか、完成が楽しみだ。

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