ふるさと点描~南房総・酪農のさと~

 千葉県南房総市にある酪農のさとは日本酪農発祥の地で、江戸時代に八代将軍・徳川吉宗がインド産の白牛を飼育して、乳製品を作ったことで知られています。濃厚でコクのある牛乳やチーズ、ヨーグルト、特にソフトクリームは絶品です。小高い丘にはヤギが放し飼いにされていて、餌やりもできます。干しミカンの皮が大好物で人なつっこい子ヤギも愛らしく、小さいお子さんも大喜びで家族連れに人気です。

 珍しい白牛は全身が白くて耳は大きく背中にはコブがあり、穏やかな優しそうな顔をしています。春には牧場の緑に、淡いピンクの50本程の桜が綺麗で、近くに小川のせせらぎもあります。初夏には優雅に泳ぐ、大小さまざまでカラフルなこいのぼりの一群がお目みえし、来園者の目を楽しませています。酪農の歴史を展示した博物館や展示ギャラリーもあり、写真展や絵画展も開催しています。

 この酪農のさとで自然と触れ合い、美味しいものに癒され、ゆったりとした時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

(市原市写真連盟 ちはら台フォトクラブ 三浦映代)

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】第1展示室  人々の暮らしを様々な面で支えている人工衛星。ロケットで打ち上げられた人工衛星は地球の周回軌道に投入さ…
  2. 【写真】教室の講師と子どもたち  JR浜野駅前と五井駅前でダンススタジオを経営する堀切徳彦さんは、ダンス仲間にはNALUの…
  3.  市原市不入の市原湖畔美術館にて、企画展『レイクサイドスペシフィック!─夏休みの美術館観察』が7月20日(土)に開幕する。同館は1995年竣…
  4. 【写真】長沼結子さん(中央)と信啓さん(右) 『ちょうなん西小カフェ』は、長生郡長南町の100年以上続いた小学校の廃校をリ…
  5.  沢沿いを歩いていたら、枯れ木にイヌセンボンタケがびっしりと出ていました。傘の大きさは1センチほどの小さなキノコです。イヌと名の付くものは人…
  6. 『道の駅グリーンファーム館山』は、館山市が掲げる地域振興策『食のまちづくり』の拠点施設として今年2月にオープン。温暖な気候と豊かな自然に恵…
  7.  睦沢町在住の風景写真家・清野彰さん写真展『自然の彩り&アートの世界』が、7月16日(火)~31日(水)、つるまい美術館(市原市鶴舞)にて開…
  8.  子育て中の悩みは尽きないものですが、漠然と考えている悩みでも、種類別にしてみると頭の整理ができて、少し楽になるかもしれません。まずは、悩み…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】第1展示室  人々の暮らしを様々な面で支えている人工衛星。ロケットで打ち上げられた人工衛星は地球の周回軌道に投入さ…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る