ふるさと点描~南房総・酪農のさと~

 千葉県南房総市にある酪農のさとは日本酪農発祥の地で、江戸時代に八代将軍・徳川吉宗がインド産の白牛を飼育して、乳製品を作ったことで知られています。濃厚でコクのある牛乳やチーズ、ヨーグルト、特にソフトクリームは絶品です。小高い丘にはヤギが放し飼いにされていて、餌やりもできます。干しミカンの皮が大好物で人なつっこい子ヤギも愛らしく、小さいお子さんも大喜びで家族連れに人気です。

 珍しい白牛は全身が白くて耳は大きく背中にはコブがあり、穏やかな優しそうな顔をしています。春には牧場の緑に、淡いピンクの50本程の桜が綺麗で、近くに小川のせせらぎもあります。初夏には優雅に泳ぐ、大小さまざまでカラフルなこいのぼりの一群がお目みえし、来園者の目を楽しませています。酪農の歴史を展示した博物館や展示ギャラリーもあり、写真展や絵画展も開催しています。

 この酪農のさとで自然と触れ合い、美味しいものに癒され、ゆったりとした時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

(市原市写真連盟 ちはら台フォトクラブ 三浦映代)

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1.  移住者の視点で、いすみ市と周辺の魅力的な場所をまとめたガイドブック『田舎歩き方・ 暮らし方♯1 千葉県いすみ市とその周辺2024』が4月2…
  2.  ティラノサウルス、トリケラトプス親子、ベロキラプトルなど、紀元前3000年前に存在した巨大な恐竜たちが千葉港に大集結。  リアルな恐竜ロ…
  3.  文学を愛する仲間たちが発刊する文学同人誌『槇』。46年前の1977年(昭和52年)に設立された『槇の会』が発行している。  同会は、『雪…
  4. 【写真】アブドゥルラーマン・アブダラ『最後の3人』(平三)  千葉県誕生150周年記念事業『百年後芸術祭~環境と欲望~内房…
  5.  市原湖畔美術館では、百年後芸術祭|内房総アートフェス|の一環として『ICHIHARA×ART×CONNECTIONS|交差する世界とわたし…
  6.  千葉県南房総市にある酪農のさとは日本酪農発祥の地で、江戸時代に八代将軍・徳川吉宗がインド産の白牛を飼育して、乳製品を作ったことで知られてい…
  7.  森や川に生息する動植物などを観察し、親子で自然を楽しみましょう!4月27日(土)、9月7日(土)、11月9日(土)の全3回に渡って行い、講…
  8.  いつの間にか春も盛り。寒いうちに庭木に寒肥(肥料)を与えておこうと思ったのに遅くなってしまいました。寒い時は庭仕事がどうしても億劫になって…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】アブドゥルラーマン・アブダラ『最後の3人』(平三)  千葉県誕生150周年記念事業『百年後芸術祭~環境と欲望~内房…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る