英語で夢を語ってみない?

 昨秋、清和大学で開催された学校法人君津学園主催の『第15回中学生英語スピーチコンテスト』。当日は、県内から応募のあった30名の中から、原稿及び録音された音声による第一次審査を通過した8名が集った。出身中学校は袖ケ浦市や千葉市、南房総市など様々で、男子2名と女子6名が英語のスピーチで自身の想いを披露した。
 君津学園国際交流室の木嶋勇一さんは、「15年続けることで格段にレベルもアップしています。審査では発音よりもスピーチの内容を重視しています」と話す。スピーチ内容は『自分を成長させる力』や『未来予想図』など自身の夢を語るものが多く、希望溢れる中学生の活力がよく表れていた。3分という短くも長い時間の中で、滑らかな発音だけでなく、時に意志の強さを体でも表現する。
 見事、最優秀賞を受賞したのは浦安市立富岡中学校2年の小田裕己さん。『小さな生き物と地球を救う』のタイトルで語られたのは、地球の環境問題について。「中1の時に授業で聞いて、興味を持ちました。ステージはとても緊張しましたが、3週間くらいみっちり練習したので、結果が出て嬉しいです。将来は科学者になって地球を救う取り組みをしたいですが、まずは来年もスピーチコンテストに出るのが目標です」と喜びを語った。
 また、審査結果を待つ間には英語のミニレッスンが行われるなど出場者同士が触れ合う機会も持たれた。世界へ羽ばたいていくであろう彼らにとって、英語は大切な第一歩なのかもしれない。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】第1回プロジェクトチームのメンバー。前列中央は小出市原市長  市原市は2021年5月、内閣府から『SDGs未来都市…
  2.  飛鳥時代から連綿と紡がれてきた日本刺繍の世界。繊維の宝石と呼ばれる絹地に、光沢のある絹糸で一針ひとはり刺して作る刺繍は、繊細で緻密、鮮やか…
  3. 【写真】昨年の慰霊顕彰と生誕祭  4月1日(土)長柄町高山で、同町出身・大田實海軍中将(享年54歳)の慰霊顕彰と生誕祭が開…
  4.  日本百景のひとつ、茂原公園の満開の桜。春爛漫の風景が堪能できる『茂原桜まつり』の期間中、3年ぶりに『茂原公園・桜の山の春の市』が開催されま…
  5.  読者の方々から映画に関するお問合せが多く寄せられましたので、今年度より「懐かしのシネマ」がスタートいたします。洋画・邦画・監督・俳優等、素…
  6.  昨年のゴールデンウイークに友人から「ウメハルシメジが公園に出たよ」と連絡がありました。ウメハルシメジはまだ見たことがないキノコです。さっそ…
  7.  昨年11月、市原市能満に市原歴史博物館がオープンした。これは既存の市原市埋蔵文化調査センターを増改築した施設で、愛称は『I’Museum …
  8.  御十八夜は市原市の中心に位置する米沢の森の標高162・3mの山頂で、晴れた日には東京湾やスカイツリー、北は筑波山、富士山、南アルプスや鹿野…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】第1回プロジェクトチームのメンバー。前列中央は小出市原市長  市原市は2021年5月、内閣府から『SDGs未来都市…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る