麻雀で医療費削減

 「おめでとう」と拍手を浴びて優勝トロフィーを渡され、「気合をいれて対戦した。妻に報告したい」と喜びを話したのは根本正三さん(68)。昨秋、雀荘グリーンクラブにて麻雀大会が開かれた。参加者はシニア健康麻雀サークル『アクト・ブレーン』の50代から80代の会員20人。大会は10時から16時まで、くじ引きで決めた相手と数回対戦して成績を決める。1年に1度の大会だけに参加者は真剣勝負。竹上成さん(79)は疲れも見せず「集中してパイを握るのが楽しい」と笑顔で語った。
 普段、同サークルは五井公民館を中心に第1・第3金曜日の9時から12時まで麻雀卓を囲む。4年前に代表の山崎哲男さんが「頭と手を使い老化防止に役立つ」と「飲まない、賭けない、吸わない」を原則にサークルを立ち上げると仲間はすぐに集まった。「麻雀は一度手合わせすればすぐに打ち解けられる。実力だけでなく、運も左右するので初心者でも勝つチャンスがある」と囲碁や将棋との違いを強調する。会員の一人はサークルについて「いろいろな組み合わせで対戦でき、成績もつけるのでやる気がでる」と話した。
 山崎さんは「市で大会を開き、麻雀人口を増やしてくれると医療費削減になるのになあ」と期待する。自身は卓球やウオーキングを行い、「英会話で脂汗をかき、麻雀で頭を活性化して健康に注意している」そうだ。現在の悩みは「持ち運びできる手製の麻雀台が4台しかなく、これ以上会員を増やせないこと」だとか。会費3カ月千円。

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