「ライブ出演のオファーが多いウクレレ集団。楽しいのが一番!」

チャーリーウクレレクラブ

 昨年末、牛久にある南部保健福祉センター(なのはな館)で、『歌声喫茶』が開催され、2階の多目的室は60代を中心とした男女50名以上が参加する活気あふれる会場となった。今回で5回目となる『歌声喫茶』。これまで4回出演した『チャーリーウクレレクラブ』のメンバーが午後の2時間、22曲を演奏し、参加者の皆さんはメンバーと一緒に歌声を響かせた。
 終了後、参加者に感想を尋ねると、「バラエティーに富んだ選曲で楽しく歌えた」、「ウクレレ演奏が、カラオケとは違う心地よい音色の伴奏だった」、「癒される曲が多く、歌っていてストレス解消になった」という声が多く、他には「久しぶりに大声で歌えて気分爽快」、「家にこもりがちなので、声を出さない日もあり、こうした時間が持てるのは健康にいいと思う」などのコメントも。
 毎回、大勢の人たちを楽しませている『チャーリーウクレレクラブ』。発足は2009年。メンバーは60代から70代の10名(女性9名、男性1名)。唯一の男性は皆から「チャーリー先生」と親しまれ、頼られている講師の島崎勝之助さん。在職中は音楽部に所属し、ビッグバンドドラマーやハワイアンバンドのウクレレボーカル奏者として活躍した。その40年間のキャリアを活かし、定年退職後にウクレレ教室を立ち上げ、現在市内4カ所のコミュニティセンター等でサークル活動の講師を務めている。同クラブでは指導にあたりながら、歌はもちろん、エレキギターやスチールギターの演奏もする。
 皆さんのレパートリーは約130曲。参加者の対象年代層である60代から70代の人たちにはお馴染みの曲と、最近流行った曲や季節に合った曲など。慰問ライブが多いので、懐メロがメイン。今回の歌声喫茶では、『白いブランコ』、『見上げてごらん夜の星を』、『少年時代』、『川の流れのように』等12曲演奏後、『ラハイナルナ』等ハワイアンの曲も演奏し、クリスマスが近いことから『赤鼻のトナカイ』等のクリスマスソングの演奏も行われた。
 演奏を更に盛り上げるのは、メンバー2人によるフラダンス。フラダンス歴10年のベテランや20年の「教室で先生もしていた」高いレベルのダンスを披露。演奏曲のうち数曲はフラダンスを取り入れている。お二人は「フラをやっていて、素敵な音楽をたくさん聴き、ウクレレが弾けるようになりたかった」、「CDでなく生のウクレレ演奏でフラが踊りたかった」ということでサークルに入ったが、他のメンバーもほとんどがウクレレ未経験だった。でも、「すごく音痴だけど、歌うのが大好き。人前で何かやってみせるのが好き」、「このサークルに入って、今が人生の第二の春って感じ」、「認知症予防になる」、「近所のお年寄りの集まりでカラオケをやってるので伴奏をしてあげたい」等々、とことん明るく前向きなメンバー。だからか、講師の島崎さんは「このクラブは自分が教えている中では一番出演オファーが多いクラブです」と言い、「ウクレレは楽しくて幸せな楽器。ウクレレを伴奏に何でも歌えるウクレレおばさん集団を目指して、楽しく練習しています。皆、面白くて愉快な仲間たちです」とも。
 皆が集まって練習する活動日は月4回、毎週水曜日の午後1時から3時まで。三和保健福祉センター(サンハート)で。昨年のライブ実績は老人福祉施設への慰問やイベント出演、市西小学校での体験学習など年間12回以上。毎月のように行われるライブに、島崎さんは「本番が練習になっているような状態」と朗らかに笑い、メンバーの皆さんは「毎回、演奏後は反省ばかり。真剣なあまり、余裕がなく笑顔になれてないことも。もっと笑顔で演奏したい」とのこと。随時、メンバー募集中。現在は男性会員が1人しかいないので男性も大歓迎だとか。ウクレレ未経験・歌が下手でもOK。ウクレレは事前に希望すれば島崎さんが用意し貸出する。入会金なし、会費2千円。

問合せ 藤田清子さん
TEL 0436・88・2710
※留守番電話にメッセージ録音を。折り返し連絡。

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