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素直な気持ちで歌詞をつづる
- 2017/3/31
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ピアノシンガー 3年6組ソラユメさん
市原市在住の末吉さんは3歳の娘の子育てに奮闘しながら、時間の合間を縫ってはピアノの練習に励んでいる。「本格的にピアノシンガーとして活動を始めたのは昨年の8月なので、まだまだ技術的な面では追いつかないところもあります」と話す末吉さんは、2月下旬に市原市のyouホールで開催された『生涯学習フェスティバル』に参加した。「活動は、『3年6組ソラユメ』という名前で行っています。3年前、職業訓練校に通っていてクラスが6組だったんです。ドラマでよく3年B組とかありますよね。それにならって3年6組。単純ですよね」と笑う末吉さんは、空と夢を足した『ソラユメ』というネーミングセンスに似合う朗らかさを持ち合わせている。
4歳の時からピアノを習い始めたものの、小学校3年時に一度辞めてしまった。成人してから再び音楽に触れた時には、自然と作曲・作詞を行うようになっていた。「まだオリジナルソングは少なく、一曲が完成するまでに長いと1カ月かかることもあります。歌詞は自分の感じたことしか書けないと思うので、まずは周囲に聞いてもらうのですが、自分をさらけ出すようで恥ずかしいです」というが、『ありがとう 旅立ちの歌 市原・高校生バージョン』や『雪は溶けないで』など末吉さんの率直な気持ちが表現されているのは魅力だろう。数年前に友人のために作成した『ディア フレンド』は結婚式で披露し、自作のCDもプレゼントしてとても喜んでもらえたとか。作詞をする時は、「卒業がテーマなら、まずは関連する単語を書きだします。それらをパズルのように組み合わせていく」という。
自身の性格を「のんびりしている」と語る末吉さんだが、なによりチャレンジ精神が旺盛だ。今回の『生涯学習フェスティバル』への応募だけでなく、以前にフラワーアレンジメントを学んでいた際には、近くの小料理屋へ足を運び、作品を飾ってほしいと頼んだこともある。「何かをすると自分を試してみたくなるんです。目標を持っていたいというか」と控えめに話すその背中を、娘のさらちゃんも確かに見つめていることだろう。
今は2人で一緒に歌いながら練習することも多く、音楽に興味を持つ娘の姿も末吉さんのやる気に繋がっているとか。歌詞と同様、ふわりと優しい声音がピアノの音に乗って響く。「私の曲は初めて聞く人がほとんどなのできちんと意味が伝わるような歌詞と、曲も覚えやすいメロディにしています。今後は色んなイベントに参加する機会が持てたらと思います。そして、私の曲を親子で歌ってもらえるようなことがあったら嬉しいです」と意気込みを見せた。
問合せ 末吉さん
0306sorayume@gmail.com