バレリーナ気分で健康に

 昨年に引き続き、人気講座の国分寺公民館主催事業『バレトンで健康に!』(全4回)が始まった。講師は市原市在住のフィットネスインストラクター塚原由起子さん。ゼットエー武道場や市原市臨海体育館でも教室を担当している。4月20日の初回は79歳の男性を含めた20代から80代まで65名が参加した。
 バレトンとはフィットネス、バレエ、ヨガの動きを繋げて運動する、アメリカで生まれた新感覚のエクササイズ。英語のバレエとトーン(筋肉を整える)という意味の造語。フィットネスの軽い筋トレで持久力のある筋肉を付け、バレエの動きで体幹と柔軟性を鍛え、ヨガの心拍数を抑える動きで心と自律神経を整える。それぞれの良いところを取り入れた有酸素運動である。
 脳と密接な関係がある足裏でいろいろな刺激を受けられるようにと、素足で行うのが基本。「足本来の機能を高められます」とのこと。自分の立ち位置から前後左右1歩ずつしか動かないので、狭い場所でも気軽にできるそうだ。「膝を傷めないためにつま先と膝は常に同じ方向で」との注意もあった。
 まず、「こぶし一個分足を開き、顎を引き、お腹を閉め、両肩を下げ、頭頂部が天井から吊るされている感じ」で立つことから始まった。次に足裏に意識を向け、親指の付け根、小指の付け根、かかとの3点に体重を乗せ、足の指を動かしていく。次第に肩回りの関節や筋肉、代謝が上がるという股関節を回し、じっくりウォーミングアップを行う。
 メインの動作は軽快な音楽のリズムに合わせてテーマの動きを繰り返す。「フィットネスは背筋を伸ばし、つま先と膝は前に向けます。バレエはかかと同士をつけて腿の内側の筋肉を締める立ち姿になります」。始めは説明を兼ねてゆっくり動き、次からはテンポアップ。脚からお腹、腕とだんだん可動域が大きくなる。塚原さんは笑顔のまま歯切れ良いかけ声で「はい、足先を前、横、斜め後ろ」とテーマの運動を切れ目なく続ける。「今はアキレス腱とつながるヒラメ筋」、「次は骨盤の付け根の腸腰筋」とストレッチする部分も指摘されるので、自分の体に意識が向く。参加者は徐々に体が温まり、水分補給の時間ににじみ出た汗をぬぐっていた。片足を上げると、ふらついて苦笑いする女性もいたが、「肘の力を緩め、指先や手首も優雅にしなやかに」という塚原さんの言葉に気持ちだけはバレリーナのつもり。ヨガでは穏やかな呼吸をして騎士や木のポーズなどで心も整えた。
 終了すると参加者は「楽しかった」、「わかりやすい」、「ダイエットにもよさそう」とすっきりとした表情で帰り支度をしていた。約1時間半のレッスンを終えた塚原さんは「バレトンを続けると健康で細く引き締まった体を手に入れられます」と疲れた様子もなく話した。

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