夏の恐怖体験 博物館編

 妖怪をテーマにした、2年前の袖ケ浦市郷土博物館企画展関連イベントで大人気だった肝試しが復活。8月8日『そではく もののけリターンズ』が開催され、20組計66名の親子が参加した。集合場所はネアンデルタール人の頭骸骨や古代の死者のための石枕のある薄暗い特別展示室。日没後、集まった参加者はまず受付担当者の扮装にビックリ。出発前からソワソワドキドキしていた。
 ミッションはお札を探して納め、歴史から蘇ったもののけを再び封印すること。グループごとに出発し、恐る恐る暗がりを進んでいくと、子どもたちは幽霊に悲鳴をあげたり、銅鐸の音に震え上がったり。浴衣姿の女性が人間なのか不気味な生霊なのか確かめるすべもない。先頭を譲り合いつつ歩く怯える目には展示品も化け物に映る。動く生首に驚きながらも、ようやくお札のある場所に辿り着くと、そこには得体の知れない死体が。心細さに手を強く握りあってお札を手に入れたものの、先発組の叫び声で恐怖は最高潮。博物館最恐のもののけたちが襲い掛かるなか、勇気を出してお札を納めた。
 無事、特別展示室に生還すると「死ぬかと思った」、「ここまで本格的だと思わなかった」と6年生の女の子は涙目。「ぐったり」と床に倒れ込む男の子もいる。「妖怪は好きだけどお化けは怖い」と2年生の男の子は予想以上の怖さに慄く。参加した母親の一人も「昼間の博物館と全く違って見えた」と話すほど大人も身震いするほどの仕掛け。太古からの遺物が眠る博物館ならでは体験となった。

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