ふるさとビジター館 イソヒヨドリ

イソヒヨドリ

 「ツツ ピーコ、ピィー」と高く澄んだ心地よい美声。かなり前に沖縄で、初めてこの鳴き声を聞いた時、観光案内のバスガイドさんの声はそっちのけで、鳴き声の主を探し回ったところ、それは姿も青く美しいイソヒヨドリでした。もうあの鳴き声は聞けないのかと諦めていましたが、数年前の春、養老川河口で何と再会することができ、更に最近、自宅近くでも出会うことができました(写真はメス)。
 イソヒヨドリは、ヒヨドリの仲間と思うかもしれませんが、ツグミの仲間です。磯や海岸などに生息し、ヒヨドリに大きさも姿も似ていることからその名前が付いたと言われています。オスは全体的に青藍色で、腹が赤褐色とツートンカラー、メスは全体的に灰褐色、体の下の方は黄色っぽく黒褐色のうろこのような模様があります。同じイソヒヨドリでも、鳴き方のバリエーションが多く、個体によって鳴き声も違うそうです。
 主に留鳥として全国の海岸部などに生息しています。千葉県レッドデータブックでは、Cランク要保護生物に指定されています。市原市では文献によると姉崎の海岸部で確認されていること、また、養老川河口域でも確認できていることから、おそらく数は少ないですが海岸地帯には生息していると思います。
 身近で「青い鳥」の美しいさえずりを聞くと幸せな気持ちになります。
(ナチュラリストネット/時田良洋)

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1.  料理レシピ投稿・検索サービス「クックパッド」にある『市原市オッサくんのキッチン』が注目を集めている。市民に親しみをもって利用されるようにと…
  2.  広さ約1万5千平方メートルの十枝の森。敷地内には30種・数百本の広葉樹が大きく枝を広げ、例年11月の終わりから12月初旬にかけ見事に色づく…
  3.  自宅庭の落葉を片付けていたら、ゴツイ感のあるクロベンケイガニがじっとしていました。この時期は気温が低く、冬眠状態です。  クロベンケイガ…
  4.  風に揺れだしそうなコスモスの花、鳥が今にも飛んで来そうなチャイニーズホーリーの赤い実。 白地に描かれた植物からは、花びらや葉の手触りまで伝…
  5.  道の駅『みのりの郷東金』『東金マルシェ』で販売されているベジ・スイーツ『東金天門どう』。東金市の歴史文化を研究し生み出された銘菓です。 …
  6. 「寿」の文字をあしらった小袖、漁師の晴れ着と言われる「万祝(まいわい)」。県立中央博物館 大多喜城分館では、今年度の企画展として「福を呼ぶ小…
  7. 「失敗をしたと思うときはいつだって、それがあなたにとっての利益になる。素晴らしいことを成し遂げたという思いしかないというのなら、あなたはお…
  8.  昨年秋の相次ぐ台風と豪雨災害。何度も被災し一部区間が不通だった小湊鐵道が、3カ月間に及ぶ復旧作業によって、全線開通を果たしてから半年後の夏…

ピックアップ記事

  1.  料理レシピ投稿・検索サービス「クックパッド」にある『市原市オッサくんのキッチン』が注目を集めている。市民に親しみをもって利用されるようにと…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る