こでまりの夢〜春の嵐の中にも恵みがある〜

〜春の嵐の中にも恵みがある〜

 このコラムを書いた日は、とても風の強い日でした。風の中を歩きながら、「風は空気があるということだから、ありがたいことだな…」と思い、「目には見えない空気を発見した人はすごいな」と一人で感心していました。春の嵐は厳しいけれど、暖かな南風を運んでくれるから、草木が花を咲かせることができる恵みなんですね。
 子育て中も、嵐のような日があります。何をやっても泣き止まない子を前にすると、こちらのほうが泣きたくなります。何度言っても言うことを聞かない反抗期。子どもとやりあって、落ち込むことも一度や二度ではないでしょう。でも、春の嵐のように、いつか嵐は去っていきます。そして、その嵐の中にも、見えないけれど大切な育ちの恵みがあることを発見し、感じてほしいなと思います。
 四月は入学・進級の時期ですね。新しく環境が変わって戸惑いや試練があるかもしれません。でも、その嵐を乗り越えた先には、暖かな春の日差しが降りそそぎ草花が咲き誇るように、きっと楽しい学校生活が待っていることでしょう。
 子どもは一人では成長できません。様々な年齢の子どもたちとの関わりの中で、皆と一緒に成長するものです。我が子ばかりではなく、クラスや学校全体の成長を温かく見守っていただき、心配しすぎず、汚れや小さなケガを気にせず、親子共々成長されることを願っています。

中嶋 悦子(なかしま えつこ)
1965年生まれ。宮崎県出身。二男二女の母。大網白里市在住。エンカレッジ・ステーション(株)代表取締役社長。NPO法人民間児童館おおきなかぶ理事長。ありんこ親子保育園園長。保育士。エッセイスト。
連絡先 TEL.0475-53-3509

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1.  「全然当たりません。どこがいけないですか?」「どうしたらもっと飛びますか?」と、自分から熱心に質問したり、ボールを入れた籠が空になるま…
  2.  今年の梅雨前線は活発化と停滞によって、南九州に集中豪雨をもたらした。一週間で1カ月分の雨量が降ってしまった場所もあるという。地盤が多量…
  3.  ふらりと入ってきた男性が、食い入るように海の生物たちの絵画を眺めて歩き、呟いた。「水族館に来たみたいだ」。田園の美術館(いすみ市郷土資料…
  4. ハンノキ  夏の眩しい陽光を浴びて輝き、風に揺れるハンノキの葉を見ていると、どことなく風情を感じます。市内では、長年放置された休耕田や湿…
  5.  長生郡長南町在住の田邉智和さんは、昨年10月に福井県で開催された第18回全国障害者スポーツ大会『福井しあわせ元気大会』の一般卓球部門に千…
  6.  市原市バスケットボール協会は昨年度、創立50周年を迎え、8月末グランドホテルにてご来賓の方々をはじめ役員、選手と多くの懐かしい顔ぶれに大…
  7. 『オペラ』は敷居の高い芸術…。そんな一般的イメージを払拭するかのように老若男女が楽しみながら和気藹々と稽古し舞台を重ねる『勝浦歌劇団』。総…
  8. ~助けていただいた命~ 私には4人の子どもがおりますが、3番目の子どもが妊娠4カ月の頃、切迫早産で大量出血し、緊急入院したことがありました…
  9.  千葉市文化センターを拠点に稽古を行い、年に一度3月にオリジナル作品を公演している『ちばシニア劇団PPK48』。50歳以上のシニアを中心…
  10. アサギマダラ  渡りをする謎多き美しいチョウ、アサギマダラ。名前の由来は翅の模様が浅葱色(あさぎいろ)と呼ばれる青緑色と、黒い顔に白斑のマ…

ピックアップ記事

  1.  「全然当たりません。どこがいけないですか?」「どうしたらもっと飛びますか?」と、自分から熱心に質問したり、ボールを入れた籠が空になるま…

イベント情報まとめ

  1. ◆サークル 国際交流・市原市オリンピック準備委員会 月2回 姉崎地区(海外と交信あり) 外国人と定期的に交流したい、その準備のために英語…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る