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みんな だれでも あそびにおいで!! 子ども食堂 すまいるステーション【茂原市】
- 2019/9/27
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- 茂原市
茂原市東郷福祉センターで毎月第3日曜日に開催されている子ども食堂『すまいるステーション』(代表河野健市さん)。茂原市内で初の子ども食堂として、2018年3月のオープンから2度目の秋を迎えた。この1年半でスタッフの役割分担も定着、「寄付の保温鍋のおかげで、料理を簡単に温かいまま出せるようになりました」とスタッフは喜ぶ。「地域がら、米や野菜の差し入れには恵まれています」と感謝するのは、事務局長の丸岡一人さん。食材の仕入れには、加えてフードバンクを利用し、肉や卵、調味料は参加費などを充てて購入。場所の提供も含めて、茂原市社会福祉協議会には様々な形で支援を受けている。
訪れたこの日のメニューは、ポークカレー・かき玉スープ・丸々野菜のグリル焼き・きゅうりの塩もみ・りんごとさつまいものケーキと、デザートまでつく充実ぶり。例えば『丸々野菜のグリル焼き』は、紫玉葱、ズッキーニ、人参、ジャガイモ、サツマイモにオリーブオイルをかけてオーブンで1時間。「レトルトの調味料では味が濃くて、外食の味と変わらない。素材の味を大切にしています」と調理スタッフは、お腹を満たすだけでなく、調理法にも気を配る。衛生面にも細心の注意を払い、作り置きはせず、当日揃った材料からメニューを決め、午前中の約2時間で手早く作る。
「ママさんたちの調理の負担は大変なものです。いかに簡単に美味しく調理できるか、ヒントになるようなメニューを心がけています」と、母親の家事負担に寄り添うような料理の提案をしていきたいと語るのは、副代表の牧由美さん。「有難いことに1度に使いきれない程の食材をいただいて、来る方にお配りすることもありますが、地域に子ども食堂が増えればフードシェアという形で食材を回すこともできる」と子ども食堂の輪が広がることを期待する。
『子ども食堂』といっても、子どものためだけの場所ではなく、食事をするためだけの場所でもない。子どもたちには学習支援の場であり、折り紙や紙飛行機で遊んだり、リトミック体験もできる。大人同士で訪れて井戸端会議に花を咲かせてもいい。子どもの貧困、独居世帯の増加、地域コミュニティの崩壊と社会問題は広く根深いが、身近な人の足元から照らしていきたいという熱い思いを、この子ども食堂に関わっている多くの人が分かち合う。『すまいるステーション』は、世代を超えた多くの人の居場所となるよう、参加者をいつも温かく迎えている。開催時間は12時から15時。参加費は3歳まで無料、中学生までが100円、高校生以上が300円。食事は50食限定で、13時半最終受付。サポーター、ボランティアを随時募集中。
問合せ:丸岡さん
TEL.090・9133・6738