市原市で子どもと一緒に、楽しく安心して出かけられる場所の情報を知りたい。そんな親・祖父母のニーズに丁寧に応えるインターネットのサイトが昨年11月、誕生した。サイト名は「かおはれ」。誰でもいつでも無料で情報を閲覧できる。
掲載されているのは主に市原市内の公園や様々な店舗。各施設の駐車場やトイレ、託児サービスなど詳細な情報が、多くの写真と共にレポートされている。サイトを運営する市内在住の主婦、髙沼美奈子さんに話を聞いた。 髙沼さんは幼い2人の子どもの母親。ベビーシッターや子育てに関する講座を修了するなど、育児に熱心に向き合っている。
「子育てをする中、実家や親族の支えのありがたさを実感しています。でも負担をかけ過ぎないように、子どもと一緒に行けて、安心して楽しめたり、心が癒される所はないか、自分で懸命に調べたことが何度もありました。そうして得たネット情報を頼りに出かけてみると、実際は情報と違っていたり、情報にはない新しい発見があったりしました」と話す。サイト開設のきっかけは「自分自身の実体験から感じたことですが、子どもと外出することを不安に思うママさん達は多いと思います。ですが、育児に追われ情報収集に使える時間は少ない。そこで、そんなママさんたちが知りたい確かな情報提供をしたいと考え『かおはれ』を始めました」
サイトでは、市原市で子育てに奮闘しているママさんたちと同じ立場の髙沼さんが、実際に現地へ足を運び、同じ目線で見て感じたこと、これは産後にあったら良いなと思ったことなどを公開。子どもの発育状況や年齢から、おすすめの行き先を引ける工夫もされている。
『かおはれ』の名称の由来については、「ママの笑顔のためになるようなサイトにしたいと考えていました。祖母が昔から、晴れのような笑顔が沢山あるように頑張れの代わりに『顔晴れ(かおはれ)』と言っていて、今でも私を応援してくれている大切な言葉です。それを使い、私自身の笑顔と沢山のママの笑顔に繋がっていくサイトにしたいと思いました」とのこと。
「開設にあたっては、一緒に試行錯誤してくださった株式会社Mun(ムン)様、エステサロンウェリア様の全面協力が、とても励みになりました。一人で取材と記事の投稿をしていると、時間が足りない時もあります。しかし取材をきっかけに、各店舗様が検討中だった子ども設備を実行に移してくださったり、一緒に考えてくださったり。大変やりがいを感じながら取り組んでいます」と、出会いも楽しんでいる様子。共に考えてくれる夫、公園の取材についてくる子どもたちも、サイト作りを支えてくれる、かけがえのない協力者だと言う。
「これからも『確かな情報』を発信していきます。子どもの対象年齢も広げていきたいです」と意欲的な髙沼さん。現在、『かおはれ』では市原市内で、子育てを応援してくれる店舗の情報を募集中。取材希望など気軽に問い合せを。
問合せ:かおはれホームページ
https://kaohare.net/otoiawase/