まるで生きているみたい!仕掛けワールドへようこそ【市原市】

 市原市在住の早田佳穂里(そうだかほり・作家名ことほき)さんは、自身が作成した『切り絵』や『仕掛け工作』などの展示会を開催している。会場はいちはら市民ネットワーク内のアートギャラリー(国分寺台)で、期間は7月30日まで。7月23日(土)には13時から2時間、小物入れ付きコルクドールのワークショップも行う予定だ。

 小さい頃から工作や絵を描くのが得意だった。「祖父が油絵を描いていて、夏休みになると毎年上野の美術館に展示されているのを見に行くのがイベントでした。それに叔母は司書をしていて、小さい頃からたくさんの絵本を送ってきてくれた」と話す、早田さん。動物の骨格を見ることに夢中で、図鑑を飽きることなく読み返していたという。これは大人になってから始めた動物の切り絵や工作で、最も役立つ知識の一つとなっている。切り絵は図鑑を見ながら、動物の足の付き方や頭の向きまでをきちんと想像しながら制作する。細かい部分もあるが、早ければ20分ほどで切る作業は完了する。「時間がかかるのは、どう切るかイメージを膨らませる時」だとか。早田さんが『仕掛け工作』を制作する原点もかなり前にあったようだ。「小さい頃から立体的な人や建物などが飛び出す『仕掛け絵本』が大好きでした。作家のロバート・サブダが有名です。大人になってからは大日本絵画から発行されている仕掛けの解説を読み、姪や甥、息子のお年玉袋を仕掛け風にしていた」と、思い返す。

 また、それは小さな工作に留まらない。息子さんの小学校で読み聞かせの活動を行っていたが、バザーの出し物で盛大な影絵を披露した。「バザーでは毎年別の題材で取り組むんですが、影絵ではブレーメンの音楽隊をやりました。台本やセットまで一年かけて準備。今では色んな作品で家の一部屋埋まってしまう量があると思います」と、笑う。仕掛けによって手足を大きく動かせる動物たちはとてもリアルで、「子どもたちが毎年楽しみにしていてくれたので、嬉しかったです」と、続けた。干支が描かれた巻物や、『ねずみの嫁入り』で使用したという目が動く太陽など、舞台用に制作した作品は大きくて印象的だ。

 仕掛け工作では、紙コップに絵を描き、くるりと回すだけで洋服を替えられるもの。顔と手足をコルクにつけた、まるで踊っているように動く可愛い人形。どれも命が宿っていそうなほど生き生きとして見える。「最近はコロナ禍もあってイベントが少ないですが、7月27日(水)には、五井の『街ライブラリー@マナビオ×ゴイママ』で読み聞かせや工作イベントのワークショップにも参加します。インスタでも作品を紹介しているので無理なく、楽しく続けていきたいです」と、最後に早田さんは話した。思わず目尻が下がってしまうほどに癒される作品たちを、見に行ってみてはいかが。

 

問合せ:早田さん
mail:kotohoki.craft@cpost.plala.or.jp
Tel.080・8852・4917

 

・『つなぐライブラリー』
7/27(水)10~14時半 市原市五井中央南1の12の9 予約不要 入場無料

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