天然ガス発祥の地に『記念館』オープン
- 2013/5/24
- 外房版
天然ガス発祥の地に『記念館』オープン
今年4月1日、いすみ鉄道大多喜駅前、観光本陣横に3本のガス灯が目印の『天然ガス記念館』がオープンした。大多喜町は県内初、天然ガス発祥の地とされるが、そのことを知らない住民も多いという。記念館は、天然ガスについてもっと知ってもらいたいと、関東天然瓦斯開発が建設し、町に寄贈した。
明治24年、町内で醤油醸造業を営んでいた太田卯八郎が屋敷内で井戸を掘ったところ、茶褐色の塩水が湧き出した。真水はいくら掘っても出ず、たまたま口にしていたタバコを投げ捨てたところ、青白い炎を上げ燃え出したという。館内では、そんな天然ガス発見の瞬間をわかりやすくイラストで説明したり、その後の歴史や天然ガスの特性や利用法、南関東ガス田などについてパネルやジオラマを用いて解説している。
「小学生の社会科見学や地元民にどんどん利用してほしいです」と担当者。記念館は年末年始以外無休、午前9時~午後5時、入場無料だ。
問合せ 産業振興課商工観光課
TEL 0470・82・2196