身に着けてくれる人のためにオンリーワンのアクセサリーを作る
- 2014/6/13
- 外房版
天然石にアーティステックワイヤーという細く柔らかい針金を巻き付けペンダントヘッドなどを作るワイヤーアクセサリー。渦巻きなど何通りもある巻き方で、天然石が様々な表情を魅せる。そんなセンスが光るワイヤーアクセサリーを楽しみ、イベントなどに出店しているのが茂原市在住の関和子さん(45)だ。
関さんがワイヤーアクセサリーと出合ったのは数年前。だがその時は、「体験教室だったのですが、渡されたワイヤーがものすごく硬くて、私には無理って少し距離を置いてしまったんです」。しかし、結婚を機に長野から茂原へ移り住み、知り合いもいない、時間もたっぷりある中、もう一度ワイヤーアクセサリーに挑戦してみた。「そのときアーティステックワイヤーに初めて触れて、何これ、柔らかいって。それに先生がとても良い方で、惜しみなく技術を教えてくれて」一気にハマったという。
基本の巻き方、石の止め方はあるものの、それをどう組み合わせるかで様々なデザインが楽しめる。関さんも、天然石を前に、「この石には何色のワイヤーが合うか、どんな巻き方にしようか考えるのが楽しい」という。そして、「1本のワイヤーが私の手の中でいろんなデザインになっていく。頭の中にあるものが形になったときの喜びがうれしくて、早く仕上げたいと思うんですよ」
関さんはワイヤーだけで指輪も作る。あるイベントに出店したとき、シルバーの指輪が欲しいという若い女の子がいた。あいにくシルバーは品切れだったため、その場で作ることに。「色の白い女の子で、その子にはピンクゴールドが似合うと思ったんです。で、シルバーとピンクゴールドのワイヤーで指輪を作ったら、ものすごく喜んでくれて」とほほ笑む。関さんのセンスが光った瞬間だ。
今、和のテイストのものを作りたいと、帯留めに挑戦している。けっこう欲しいという方がいるそうだ。ただ、瞬間瞬間のひらめきで作るため、同じものは作れない。「それで悩んだこともあるんですけど、ハンドメイドの物を求めているお客様って、同じものがない。それを求めているって人にいわれて、そうかオンリーワンでいいんだって思えるようになりました」。シンデレラのガラスの靴のように、関さんが作り出すアクセサリーと出会う人のために、これからもワイヤーアクセサリーに向き合っていくという
問合せ 関和子さん
メール Kazujun03120124@gmail.com
HP http://ameblo.jp/kako0312/