驚きの具材でフルーツちらし

 3月21日、茂原市東部台文化会館主催事業『フルーツちらし寿司と焼売でかんたんおもてなし料理』(大多喜ガス(株)後援)が開かれた。講師は栄養士の佐土邦枝さん。参加した男女16名は、はじめにバターと三温糖で焼くリンゴのキャラメリゼを作ったあと、ちらし寿司に取りかかった。
 寿司飯は米3カップに昆布と酒を入れて炊く。佐土さんお勧めのすし酢は酢大さじ4、塩5g、グラニュー糖12g。「グラニュー糖でさわやかな味が出ます。砂糖が少なく健康的でさまざまな具材に応用できます」とのこと。ご飯が炊けたら、すし酢を素早く混ぜたあと、ほどよくさまして具を加えた。具材は手軽な市販品を用い、角切りにした黄桃1缶分、福神漬けと黒豆煮各180gを使う。参加者は「意外な組み合わせ」と驚くが、佐土さんは「いつでも簡単に作れ、黒豆のタンパク質もとれます」と説明。各調理台を回り、「飯台はあらかじめ1対1の割合の酢水で湿らせた酢布巾で拭いて」、「飾り用の大葉や薄焼卵は丸めて千切りに」など料理の基本を伝えると参加者は感心したり、質問したり。キュウリをブーケ形にする飾り切りの実演も真剣な表情で見ていた。
 中国四川料理人故陳建民氏に師事した佐土さんによるシュウマイ(30個分)は、豚肉400gと玉葱200gから作る。半量に桜エビとカキ油を加え2種にし、餃子の皮を使った蘭の花のような包み方も習った。具たっぷり本格シュウマイに参加者は「おいしい」と大満足。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1.  キセキレイは、よく街中で見かけるハクセキレイの仲間ですが、個体数が少なくなっていることや、渓流や川原などの水辺を好んで生息しているため、ハ…
  2. 【写真】神明さん(左)と宗形さん  丸みのある可愛いフォルムから奏でられる心地よい音。それこそ、オカリナの最大の特徴である…
  3.  今年の夏休みのこと。学童保育のイベントで夏祭りを企画し、子どもたちは、紙で作ったお金で出店屋さんで買い物をしました。一人5百円をどう使うか…
  4.  9月の終わり頃にチャドクガの幼虫(毛虫)の毛に触れてしまったようです。チャドクガは蛾の一種で毛先に強力な毒を含んでおり、お茶の木、サザンカ…
  5.  私の生まれ育った芦別は北海道のほぼ中央に位置し、四季折々の美しい自然と星空に恵まれた町です。  昭和59年に「星の降る里」を宣言し、昭和…
  6.  きつね色にこんがり揚がった生地と香り高いカレーの取り合わせが人気のカレーパン。市原市五井西の『クロワッサンファクトリー五井店』の『じっくり…
  7. 【写真】「陰陽師と式神・外道」復元模型 国立歴史民俗博物館蔵  佐倉市の国立歴史民俗博物館にて、企画展示『陰陽師とは何者か…
  8.  市原市在住の俳人である大関博美さんは、俳句結社「春燈(しゅんとう)」と俳人協会の会員であり、今年7月『極限状況を刻む俳句 ソ連抑留者・満州…
  9.  今年は黒澤明監督生誕100年記念。前回に続き、48年前に行った『黒澤明監督5作品48時間フエスティバル』について、上映作品を時系列に紹介し…
  10. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】神明さん(左)と宗形さん  丸みのある可愛いフォルムから奏でられる心地よい音。それこそ、オカリナの最大の特徴である…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る