大宮神社の秋季大祭で秋の実りと日頃の平穏に感謝を

 11月3日(祝)、市原市五井にある大宮神社で開催された秋季大祭は地元の上宿・下宿・新田地区を含めた参加者や見物客で大いに賑わった。祭典は1日の午前中、神様にお供え物を献じ、宮司が祝詞をあげるところから始まる。その後、巫女による舞が奉納されると参列者が玉串を捧げて拝礼、2日目には3地区のそれぞれの山車に御霊入れが行われる。
 そして3日目の早朝組み立てられた神輿は、お昼過ぎまで町内を巡幸する。「秋季大祭の醍醐味は、米の豊作を感謝するという意味があります。今年は天候の不順もありましたが、無事に収穫を終えられました。山車や神輿には御霊がうつっています。つまり、神と共に町内を歩き、町を視察してもらうのです。祭りが地域を1つにして、これからも伝統や文化を受け継いでいって欲しいです」と宮司の時田克男さんは話す。
 約5mの高さを誇る山車が町内を回ると、沿道には応援するように見物客が集まってくる。子ども達の笑い声とともに、先導する大人の吹く笛の音が、遠くからでも耳に届く。五井小6年の男児は神楽を演じながら、「下宿保存会に所属しています。小1から神楽に参加していて、初めはただ楽しかっただけですが、今は見ている人が楽しめるように頑張っています。夏から週1で練習した成果を出せたら。中学に入っても続けます」と笑顔を見せた。
 そして、保存会会長の布施浩昭さんも、「3町会がお互いに良い刺激にもなっています。神楽もこの秋季大祭で終わりでなく、五井小まつりや民芸連でも演じていて、常に繋がっていくもの。大切にしていきたいです。そして子ども達の数は減っていますが、周りの大人達と関わりながら、消防団で活動するなど地元に根ざし成長してもらえたら」と続けた。
 他にも、神社内では市原ふるさと太鼓が演奏を披露。会長の奥島三男さんは、「大昔から続く祭りに参加できてとても光栄です。みんな今日の夜は興奮して眠れないかも」と楽しそうに話した。来年の秋も豊作を願うばかりである。

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