これが朝顔?伝統のいろいろな花と葉【佐倉市】

黄縮緬葉瑠璃筒白総鳥甲吹上台咲牡丹

 国立歴史民俗博物館・くらしの植物苑(佐倉市)で、毎年人気の夏の風物詩『伝統の朝顔』が今年も開催される。展示されるのは『変化朝顔』。江戸時代以降、繰り返しおこった朝顔ブームにより創られた、朝顔に見えないような形の花と葉を持つ品種だ。独創的な知識と技術を駆使してつくり上げられたこれら変化朝顔は、世界的に見ても特異なものだが、第二次世界大戦後は、わずか数名の愛好家や研究者の努力によって維持され、伝えられてきた。くらしの植物苑では、人と植物との関わりを見るべく、1999年以降、歴史資料としてこれらの朝顔を展示している。

黄弱渦柳葉淡水色地青紫吹雪采咲牡丹

 今回は、文化・文政期頃(1810年代~1830年代)に武士や庶民の間でおこった「朝顔の第一次ブーム」がテーマ。当時の変異が現在にも残っていることを紹介し、その様子を図譜と現物を対比させて展示。当時の人々の朝顔に対する知識について、現代の遺伝学や植物学の面からも紹介する。そのほか、くらしの植物苑内のハウス・東(あずま)屋・よしず展示場には、ヨーロッパ・北米産の近縁の朝顔や、明治時代以降の大輪朝顔など、同苑で栽培した鉢植えの朝顔も展示する。公的機関としては最大規模、約100系統・約700鉢にもなり、見応え充分。
 色鮮やかながら、すぐにも萎んでしまう儚くも美しい朝顔。涼やかな風情に、夏の時間を楽しんでみては。

黄抱常葉紅覆輪丸咲牡丹

●伝統の朝顔
日時:9/6(日)まで 9時半~16時半
国立歴史民俗博物館・くらしの植物苑(佐倉市城内町)
休苑:8/3・17・24・31の(月)
入場料:100円・高校生以下無料
・8/10(祝)~16(日)は8時半~開苑
・開花の特性上、午前中の早い時間が見ごろです。
・新型コロナウイルス感染拡大防止のため、展示解説会・朝顔苗有償頒布・くらしの植物苑観察会は中止となりました。
・入苑の際には、体温測定、入苑者確認票の提出があります。
・マスク着用、他の方と距離をとっての観覧、消毒用アルコールでの手指消毒など、ご協力ください。
・ 入苑制限を行う場合があります。
問合せ:ハローダイヤル
TEL.050・5541・8600

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1.  菜の花ACはスポーツの普及、振興、強化ならびに健康づくり活動の支援事業を目的に昨年10月設立。千葉県を中心として活動している。同時に陸上競…
  2.  水辺でよく見かけるアオサギ。日本で見られるサギの仲間の中で最も大型で、長い首とスラリとした足が特徴だ。体長95センチ前後、翼を広げると1メ…
  3. 「梅ケ瀬」それは広く知られた紅葉の景勝地、そして市原には珍しい、つららを始めとする氷の渓谷でもある。養老渓谷駅の先を右に回って進み大福山の下…
  4.  森の中での生活に薪ストーブは欠かす事は出来ません。木々に囲まれた生活をする理由の1つには薪で暖を取りたい事も含まれていました。木は二酸化炭…
  5.  2015年に運行を開始したトロッコ列車「房総里山トロッコ」は、土休日を中心に五井~上総牛久~養老渓谷間を走り、開放感あふれる車窓から、春は…
  6.  国の天然記念物で、国際地質科学連合IUGSが国際境界模式地(GSSP)として承認した地磁気逆転地層・チバニアン。市は多くの人が来訪し交流で…
  7.  来月2月11日(祝)千葉県文化会館で、千葉県在住のふたりの俳優による朗読劇が行われる。出演はプロダクション・タンク所属、見上裕昭さんと、文…
  8. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1.  菜の花ACはスポーツの普及、振興、強化ならびに健康づくり活動の支援事業を目的に昨年10月設立。千葉県を中心として活動している。同時に陸上競…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る