昔からある野菜のお菓子・てんもんどう 新しく人気の東金銘菓に【東金市】

 道の駅『みのりの郷東金』『東金マルシェ』で販売されているベジ・スイーツ『東金天門どう』。東金市の歴史文化を研究し生み出された銘菓です。
「東金の特産品を使い、贈答品として耐えうる地元の逸品づくりを目指し、2017年に商品開発が始まりました。何度も協議を重ね、見いだされたのが千葉の食文化の『てんもんどう』。主に柑橘類や根生姜を蜜で炊いて乾燥させた砂糖菓子で、昔から各家庭のおやつや保存食として親しまれてきました。これなら東金で多品目生産されている果物や野菜を、季節に応じて有効に活用できると考え、1年かけて商品化しました」とみのりの郷のスタッフ。開発には、みのりの郷を指定管理運営している東金元気づくり株式会社が、東金市と東金商工会議所、千葉県産業振興センターの支援を受け、地元農家とじっくり取り組んだとのこと。
 東金の特産品といえば、徳川家康のお手植え蜜柑に由来するユズをはじめ、イチゴやブドウ、プラムなどの果物が有名。さらに野菜作りを熱心にしている農家も多数。近年チャレンジされているオリーブ、新たな特産品として栽培され始めた紫そら豆、長年地元で原木栽培されているシイタケなど、食材はとても豊富です。これら新鮮な農産物を、駅の施設内にある加工場で丁寧に手作りし、『東金天門どう』ができあがります。
 今年の夏には、炊き上げる蜜をてんさい糖に変え、さらに優しい甘さとしっとり感がアップしました。もちろん、保存料や添加物はいっさい使われていないので、お子さんから年配の方まで、安心して食べられます。「ニンジンが苦手な子どももこのお菓子なら大丈夫」という方もいるほど。これからの季節は限定販売の「ショウガ」も人気があり、オススメです。

問合せ:道の駅 みのりの郷東金
TEL.0475・53・3615

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】2024年4月『みんなとうたコンサート』にて 『南総ラ・ムジカ』は、オペラを愛する市民合唱団。睦沢町中央公民館で…
  2.  9月の森の中を歩いていると、遠目にも鮮やかな朱赤のキノコがありました。近づいてみると地面に白い卵のような壺、黄色いだんだら模様の柄、傘の裏…
  3. 【写真】つなぐ市にて、スタッフやボランティア、出店者の皆さん  ユニークなネーミングの『ほぼ道の駅ちょうなんプロジェクト』…
  4.  市原市根田にある浄土真宗本願寺派西光寺では、毎月『みんなの寺カフェ』が開催されている。副住職の吉弘一秀さんはこの活動について、「毎月様々な…
  5. 【写真】 小出市長と南雲氏の対談  市原市は、2026年からの新たな総合計画を策定するため、市民との対話をスタートしました…
  6. 【写真】撮影:影山惠子  来月9月23日から、ちはら台フォトクラブの創立10周年記念写真展が開催されます。同クラブは月1回…
  7.  動物たちを飼うには、彼らが生涯、安心して暮らせる環境が求められています。捨てられて保健所に捕獲されたり、個人の多頭飼育崩壊などで持ち込まれ…
  8.  国道297号線(大多喜街道)を牛久から大多喜方面に下って行き、米原ゴルフ倶楽部の先の右側の小高い丘の上、田圃にかかしが居ます。周りにロープ…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】つなぐ市にて、スタッフやボランティア、出店者の皆さん  ユニークなネーミングの『ほぼ道の駅ちょうなんプロジェクト』…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る