ダンスでストレスを吹き飛ばそう!【茂原市】

 茂原市東部台文化会館で活動している、エアロビクス&ヒップホップダンスサークルPSP。代表の鈴木洋美さんは約20年前からエアロビのインストラクター、その後すぐにヒップホップレッスンを始め、2016年に東部台文化会館へ場所を移し現在のPSPを設立した。
 現在は小学1年生から大人まで幅広い年齢の生徒が在籍し、換気やソーシャルディスタンス等、コロナ感染対策を行いながらレッスンを行っている。エアロビ・ヒップホップと、コピーダンス(参加は任意)を各30分。エアロビはストレッチを入れながらリズミカルな曲に合わせて踊り、その後流行りの洋楽に乗せてヒップホップと続く。最後は子供たちに一番人気のコピーダンス。この日のコピーダンス曲はジェネレーションズのYOU&I。バラードだがダンスはハードだ。鏡に向かい、生徒と一緒に細かい動きを一つ一つ確認してから、みんなで曲に合わせて練習する。
 PSPでは2019年まで年4回、茂原・七夕祭りや舞浜アンフィシアターなどで発表会を行っていた。コロナ禍でイベントが軒並み中止になる中、2020年10月と2021年3月の2度、プロの照明を呼び、有観客で独自の発表会を成功させた。「ダンスは家でも踊れるので1回目の緊急事態宣言時は私自身も本当にダンスに救われました。去年は学校行事が全て中止だったので発表会という目標があって頑張れた、と子どもたちも言います。ご両親やご祖父母にも子どもたちの成長を見せることができて、喜んで頂けました」と鈴木さん。発表会が近くなるとカメラで撮影・確認し、毎朝練習してから登校する子どももいるというから驚きだ。幼稚園からレッスンに通い始め、高校生や社会人になるまで長い期間在籍する生徒が多い。卒業後も発表会の時だけ参加する生徒もいるが、久しぶりのダンスでも体が感覚を覚えており、難なく踊れるそうだ。
 小学5年・かおさんは「みんなにダンスを習っていることを言っていないので学校の授業で踊れるの!?とびっくりされます」と少し照れながら言う。「普段は目立たないがダンス授業では自分が生かせる気がする」という別の生徒も。取材した日に参加した保護者は「レッスンに参加できないときは無理にしなくていいし入りにくい雰囲気はありません。コロナでなかなかママ友とも会えない中、ここに来れば会える、という安心があります」と話す。子供が卒業しても親だけレッスンに通うことも珍しくない。
 鈴木さんは「コロナ禍の今、大人も子供も日常から離れて無心でダンスを踊り、溜まったストレスをスッキリさせることが大切だと思います。親子で参加することで自然に家での会話も増え、コミュニケーションが深められます。子供のみでも、大人のみでも、親子でもOKです。興味がある方は是非一緒に踊りましょう!」と笑顔でレッスンをする。

・エアロビクス&ヒップホップダンスPSP
 毎週(土)17時~19時 茂原市東部台文化会館 5歳児から大人対象 月会費:2000円か3000円
問合せ:代表・鈴木さん Tel.080・6553・8981

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】第1展示室  人々の暮らしを様々な面で支えている人工衛星。ロケットで打ち上げられた人工衛星は地球の周回軌道に投入さ…
  2. 【写真】教室の講師と子どもたち  JR浜野駅前と五井駅前でダンススタジオを経営する堀切徳彦さんは、ダンス仲間にはNALUの…
  3.  市原市不入の市原湖畔美術館にて、企画展『レイクサイドスペシフィック!─夏休みの美術館観察』が7月20日(土)に開幕する。同館は1995年竣…
  4. 【写真】長沼結子さん(中央)と信啓さん(右) 『ちょうなん西小カフェ』は、長生郡長南町の100年以上続いた小学校の廃校をリ…
  5.  沢沿いを歩いていたら、枯れ木にイヌセンボンタケがびっしりと出ていました。傘の大きさは1センチほどの小さなキノコです。イヌと名の付くものは人…
  6. 『道の駅グリーンファーム館山』は、館山市が掲げる地域振興策『食のまちづくり』の拠点施設として今年2月にオープン。温暖な気候と豊かな自然に恵…
  7.  睦沢町在住の風景写真家・清野彰さん写真展『自然の彩り&アートの世界』が、7月16日(火)~31日(水)、つるまい美術館(市原市鶴舞)にて開…
  8.  子育て中の悩みは尽きないものですが、漠然と考えている悩みでも、種類別にしてみると頭の整理ができて、少し楽になるかもしれません。まずは、悩み…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】第1展示室  人々の暮らしを様々な面で支えている人工衛星。ロケットで打ち上げられた人工衛星は地球の周回軌道に投入さ…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る