こでまりの夢 ~幸せになるための必要な変化~

 このコラムを書いた日は、最悪の日でした。大事な郵便物が届かないことから始まって、大学の中間テストの結果は不合格(通信大学に在籍中)、久しぶりに会った人に余計なことを言って失敗し、挙句の果てには、お願い事を断られ…。「な、なんという日だ~」と家に帰って頭を抱えてしまいました。
 上手くいかない時ほど、自分の性格が出てしまいます。落ち込んで、自分をダメ人間だと思いこんだり、きっと次も悪いことが起こると信じたりして。でも、これは心理学で『非合理な自己対話』と言って、明らかな認知の誤りなのだそうです。これを続けていると、身体的ストレス反応が起こり、病気や事故の要因になることがあります。この認知の誤りを『発展的な自己対話』に変えることで、気持ちの落ち込みや歪みが少なくなっていきます。
 私は悪い事が起こったときには「これには必ず意味がある。どうすればよかったか」と考え、それを教訓にします。そして、「悪い事は長くは続かない。悪い事の後には良いことがある。運気上昇の兆しだ!」と気持ちを切り替えます。悪い事は教訓であり、幸せになるために必要な変化なのです。そう考えると、子育ての苦労も少しは楽になれるかも。

中嶋 悦子(なかしま えつこ)
1965年生。宮崎県出身。二男二女の母。大網白里市在住。エンカレッジ・ステーション(株)代表取締役社長。NPO法人民間児童館おおきなかぶ理事長。社会福祉法人ありんこ会理事長。ありんこ親子保育園園長。保育士。エッセイスト。 Tel.0475・53・3509

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】アブドゥルラーマン・アブダラ『最後の3人』(平三)  千葉県誕生150周年記念事業『百年後芸術祭~環境と欲望~内房…
  2.  市原湖畔美術館では、百年後芸術祭|内房総アートフェス|の一環として『ICHIHARA×ART×CONNECTIONS|交差する世界とわたし…
  3.  千葉県南房総市にある酪農のさとは日本酪農発祥の地で、江戸時代に八代将軍・徳川吉宗がインド産の白牛を飼育して、乳製品を作ったことで知られてい…
  4.  森や川に生息する動植物などを観察し、親子で自然を楽しみましょう!4月27日(土)、9月7日(土)、11月9日(土)の全3回に渡って行い、講…
  5.  いつの間にか春も盛り。寒いうちに庭木に寒肥(肥料)を与えておこうと思ったのに遅くなってしまいました。寒い時は庭仕事がどうしても億劫になって…
  6. 【写真】ケヤキ一枚板のカウンターと。左から鈴木さん、悦子さん、智明さん  大谷家具製作所は2011年11月に長南町長南に工…
  7. 『リーダーハーフェン』は1982年結成の男声合唱団で、42年間その歌声を響かせてきた。構成は、トップテノール・セカンドテノール・バリトン・…
  8.  多くの映画ファンを虜(とりこ)にした女優オードリー・ヘプバーンを、前半・後半と2回に分けて掲載します。ヘプバーンは今でも日本や欧米諸国で人…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】アブドゥルラーマン・アブダラ『最後の3人』(平三)  千葉県誕生150周年記念事業『百年後芸術祭~環境と欲望~内房…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る