ふるさとビジター館 いちはら自然探訪 ~非常に危険なキノコ カエンタケ~

 今回ご紹介するキノコは非常に危険なものですので、冗談は抜きにしたいと思います。
 まずこのような赤く変な形のキノコが地面から出ていたら…絶対にさわらないことです。以前にはほとんど千葉県では見られませんでしたが、近年は普通の公園にも出たりしますので、お子さんにも注意してください。
 ブナ科の木(ドングリの生る木)にいわゆる『ナラ枯れ』という病気で立ち枯れするものが急増しています。そうした木の根元に出る焔のような形の固い赤いキノコ、これがカエンタケです。
 表面はさらっとしていますが、折ったりつぶしたりすると汁が出て、皮膚がただれるそうです。でも本当に怖いのは食べてしまったとき。致死量はたった3g、小指の先ほど。症状も非常に重く、数日で腎不全により死亡、もし助かっても全身の皮膚が剥がれ落ち、口腔粘膜のびらん、脱毛、脳の縮小といった恐ろしい後遺症に長く悩まされるとのこと。
 これほど凶暴なキノコを私はほかに知りません。自然の中には私たちの想像以上に危険なものがあるんですね。フグやトリカブトのような、強い毒を持つキノコが身近にあることを、忘れずにいたいものです。
(ナチュラリストネット/加藤恵美子)

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