見る 知る 歩く 私の街 ~ふるさとの良さ歴史を再発見!~【茂原市】

 秋晴れのなかの11月6日、茂原公園の広場をスタートに『第19回千葉県ウォークラリー大会茂原会場』が開催された。毎年開かれているこの大会も、今回で34回目。今年は茂原市制施行70周年記念と題し、競技者450人・スタッフ来賓120人、総勢570人の参加で、盛大なものとなった。

 ウォークラリーは、コース図に従って問題を解決しながらグループで歩き、時間得点と課題得点の合計点で競う野外ゲーム。子どもからお年寄りまで、誰でも参加できる。今大会のテーマは『見る、知る、歩く、わたしの街』。健康宣言都市にふさわしい、明るく健康的なまちづくりの推進を図るのが目的で、一定のコースを歩きながら家族や仲間とのふれあいや、歩く楽しさの発見を促す。大会会長・山口律(ただし)さんは「コロナ禍で外出などが制限され、ストレスが溜まる生活のなか、特に子どもたちの心身の健全な発展を目指す『屋外自然体験活動事業』が文部科学省(スポーツ庁)から日本レクリエ―ション協会に委託されています。今回は、桜の名所100選の茂原公園の豊かな自然の中で、思いっきり身体を動かしてもらおうと、茂原公園をスタート地点に決めました」と話す。

式典で挨拶する大会会長・山口さん

 コースは『七夕の街めぐりコース3キロ』『川の流れのようにコース4キロ』『里山ロマンコース5キロ』の3種類。出発地点では集まった参加者から「5、4、3…」とカウントダウンが始まり、「0!」の声とともに、さっそうと1組目がスタート。コース図には寺や畑などが地図記号で記されており、社会科の勉強にもなる。1分おきに各組が出発していき、父母と妹の4人で参加した小学3年の男子は「去年参加して準優勝だったことが悔しかった。今年こそ優勝できるように狙っていく」と気合十分。

 コースによってそれぞれ違うが、3キロの七夕の街めぐりコースは公園から『藻原寺』へ、市街地へと回るコース。参加者は次々とチェックポイントで『境内で見えた七福神は?』『市役所の横断幕・市制施行は創立何周年?』などの課題を発見。正解は福禄寿と70周年。ポイント5では、関東三大七夕まつり茂原の大壁画に描かれている短冊に『願いごとを書くとすれば何と書く?』の問題。グループで相談し答えを書くこの課題は、今年から導入された。簡単だが参加者は真剣そのもの。「コロナが早く収束します様に」「サッカーがうまくなりますように」等、それぞれ書いていた。

 こうしてコース図を片手に、長い道のりだが、コミュニケーションを取りながら楽しく進んで行く。分かりづらいポイントを通り過ぎてしまい、係員に「行き過ぎ」と小声でこっそりサービスしてもらう光景もちらほら。何の課題がでるのか不明の観察ゾーンでは、元禄大津波の碑を見て、「元禄は何時代?って課題がでるかも。江戸、それとも今年の大河ドラマの鎌倉?」など、参加者は想像力をふくらましていた。

 最初に出発したグループがゴールを迎え始めると、会場ではクッブ協会のクッブ、モルックのニュースポーツ体験、ガス博士検定協会の子どもガス博士検定体験や子育て応援団の本の読み語り体験など、様々な催し物が開催された。参加者が中央で輪になり、笛・太鼓・三味線に合わせ、簡単な振り付けを練習し、楽しそうに踊る一幕も。さらに地元のもばら阿波踊り『踊り鶴(おりずる)チーム』が見事な演目を披露すると、参加者から惜しみない拍手が送られた。

 まもなく式典が始まり、大会会長・来賓の挨拶があり、3年ぶりの表彰式に進行。各コース1位から3位までと特別賞が表彰され、受賞者は大喜び。「来年も必ず参加します」と満面の笑みで意気込みたっぷりだった。家族や仲間とコミュニケーションを深めながら、普段なかなか気づかない自然の素晴らしさや、ふるさとの良さ・歴史を再発見したウォークラリー。参加者は健康的で充実した1日を過ごし、明日へのエネルギーを充電できたようだ。

 

写真・資料提供:茂原市レクリエーション協会会長・山口律さん

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