5月の大会を目指しトレーニング中!

5月の大会を目指しトレーニング中!
バリアフリースポーツ教室 in ぶんかの森

 市原市福増のぶんかの森では、バリアフリースポーツ教室のメンバーが毎週日曜日10時から12時まで練習に励んでいる。季節が春に移り変わる3月中旬、梅の花が綺麗に咲き誇り、運動場の空気も暖かくなっていた。
 同教室は、市原市心身障害者福祉団体連絡協議会の傘下で、障がい者を対象に障がいスポーツを行っている。毎月第4日曜日、午後1時半から三和コミュニティセンターでも様々な障がいスポーツに取り組んでいるが、ぶんかの森に招集されたのはその中からの選抜メンバーだ。
 チームのヘッドコーチを務める梅津行二さんは、「教室で練習を始めて丸8年。彼らは音を上げることもなく続けている。毎週の練習は脚力を鍛えるためにも走り込みが多く、意外と激しいもの。だが、着実に力はついている」と言う。梅津さんの大きなかけ声を先頭に、メンバーがグラウンドに円を描く。軽くジョギングを済ませ、入念な準備運動へ。手首から肩、足腰に至るまで曲げたり伸ばしたり、捻ったり。一通り身体が温まったら、筋肉トレーニング。声を合わせての腕立て伏せや、ペアを組んでの腹筋や背筋を各々50回ずつ行う。練習開始すぐは、時折吹く風に肌寒さを感じていたメンバーも、ここまで来ると羽織っていた服を揃って脱ぎ始める。
 その後も数種類のトレーニングをこなしたあと、フライングディスクの練習に入る。フライングディスクとは、回転させて投げる円盤のこと。フリスビーとも呼ばれるが、円盤は通常プラスチック製、手で勢いよく回し投げる。フライングディスク競技にはディスタンスという1人が全3枚をどれだけの距離を飛ばせるか、アキュラシーという1人が全10枚を持ち、直径90センチの専用鉄製用具に何枚投げ入れられるかという2種目がある。
 平成24年度10月に行われた千葉県障害者フライングディスク大会において、同教室は男子団体が2位、女子団体も7位、男女総合3位という好成績を収めた。「練習の成果を出すことは、もちろん喜ばしいこと。今年はさらに順位を上げることが目標。しかし、それよりも大事なことは練習の過程でどうやって自分達を鍛えていくか。1人でいれば負けることはない。ここに来て、誰かと勝負をする。その結果で、自信をつけたり悔しがったり。健康の向上にも繋がるし、最終的には日常生活での自立に向けて力をつけていって欲しい」と梅津さんは続ける。彼らの傍らを走り続け、大声で指示を出す姿勢は真剣そのもの。「まだまだやれる」、「運動が大好き。フライングディスクは苦手だけど楽しい」と話すメンバーは、何度もしっかりと腰を捻り手首を巻き込みながら、ディスクを遠くまで飛ばし続けていた。

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