うまいもの大集合
- 2013/11/1
- 市原版
うまいもの大集合
食にこだわる地元名店が結集し、『食』のフェスティバル『いちはらうまいものまつり』を開催した。9月29日、市原市役所市民広場でオープニングに「市原のうまいものを多くの人に知ってもらいたい。みんなで地元店を利用すれば地域が潤い、市の税収が増え、市民に還元される。地域を盛り上げて」と挨拶したのはイベントをけん引する『八幡屋』店主の中村雅人さん。
4回目となる今年の目玉はご当地ラーメン『いちはらーめん』の先行販売だった。和風鰻麺八幡屋、麺や紅丸、創作中華彩菜、中華料理悠友亭、麺屋むげんが『いちはら市麺会』を発足させ、試作開発したというもの。会場ではいち早く味を知りたいという人たちの行列ができ、1日で700食近くふるまわれた。近日中に右記の店でもお目見えする予定だ。
メインステージで太鼓やエイサーの演舞が行われるなか、会場では地元有名店の逸品が並び、あさりの串焼き、焼き鳥、ナンなどおいしそうな匂いが漂った。「店の知名度アップにと」と格安で大型新サンマを焼き提供する鮮魚店、試食販売しアンケートを配るさつま揚げ店、そば打ち実演店などいろいろ。豚の旨味噌焼き、焼きプリンケーキなどの試食も人気。丼ぶり物、寿司ほか売り切れ続出、お目当てが手に入らない来場者もいた。
食券と引き換えの抽選はガラポンと記名式抽選ができるダブルチャンス有り。1500円分の食事券が当たった老夫婦は「何を食べていいか迷う」と嬉しそうに話した。食べ歩きが好きというカップルは「楽しい。海鮮丼、いちはらーめんを食べ、お土産に鰻重を買った。後で塩ソフトを食べるつもり」と市原中の食を堪能した様子。「おいしい」とジェラードやからあげを食べていたのは袖ケ浦から来た家族。農産加工品、海産物、和洋菓子などの袋を下げた人も多く、お昼前後に人出はピークとなった。
地元産米粉を使ったそば、餃子なども売られたが、午後の大食い選手権に出されたうどんも米粉。応募者多数となり、抽選で3部門に各6人が挑戦した。優勝者は子どもの部が6年生の小沢くん、女性の部は征矢さん(37)。男性の部の吉田さん(20)はなんと15分で7杯半食べた。賞品は高額食事券他。フィナーレはズワイガニをはじめとする豪華賞品が用意された抽選会。当選者10人の予定が、店主たちの心意気で賞品が増えたため、ひと家族で2度という幸運な当選者もでた。
中村さんは「イベントは食の生産、加工、販売者や飲食業者、消費者が交流し、新たな事業を生み出せる機会。地域ぐるみで第2、第3のご当地グルメを誕生させたい。今後は市内同日一斉に『本日サービスデー』と記したのぼりを掲げたり、食の研究会をやりたい」と張り切る。同まつりは市原商工会議所『いちはらうまいもの会』が主催し、市原市、市観光協会、市農協などが後援した。出店したのは食にかかわる30の事業所。
問合せ 市原商工会議所
TEL 0436・22・4305