紳士淑女が熱中 知的ゲーム
- 2014/1/31
- 市原版
推理小説作家アガサクリスティの作品にも登場するブリッジ。正式名をコントラクトブリッジといい国際競技大会も開催されるほど世界各国で愛好されている。4人で行い、対角線上に座った人がペアになり対戦するトランプゲームだ。
「札一枚で流れが変わる頭脳ゲーム。運よりも推理力や記憶力が決め手。習い始めはおもしろさで鳥肌が立った」と話したのは大多和淑子さん。シンガポール駐在中に覚えて以来虜になったという。ちはら台コミュニティセンターで毎月第4木曜日に開かれる『ちはら台ブリッジサークル』の代表を務める。
対戦中は会話をしないのが原則。自分の持ち札の内容をパートナーに伝えるのはトランプマークのついた専用カードのみ。とはいえ、サークル内では賑やかに雑談をしながら。終了し、お互いのカードを開くと溜息や笑い声も出る。教えあうのも楽しいひととき。「社交性や協調性も必要。一人ではコントロールできない奥深さがある」と明るい口調で話したのはロンドン暮らしの経験がある女性。大使館関係者などとテーブルを囲んだこともあるそうだ。入会して半年という60代の男性は「セブンブリッジの会だと思って入ったけれど、今では東京まで習いに行く」と夢中だ。
現在会員は15名。月一回の開会では物足りなさそうだが、それぞれ船橋や四谷などのブリッジセンターなどで腕を磨く。言葉が通じなくても世界中の人と対戦でき、よいコミュニケーションツールとなる。長い船旅にもおすすめだとか。
問合せ ちはら台コミュニティセンター
TEL 0436・50・2312