車いすテニスで汗を流す
- 2014/1/31
- 市原版

帝京平成大学千葉キャンパス(うるいど)とちはら台キャンパスにおいて昨年5月からスタートした総合地域型スポーツクラブ『帝京平成スポーツアカデミー』。毎週土曜日の13時半から15時までちはら台キャンパスで行われている『車いすテニス』を取材した。
コーチは『日本車いすテニス協会』理事の山倉昭男(あきお)さん。2000年にシドニーで開催されたパラリンピックの出場経験者だ。競技用の車いすは車輪がハの字に傾斜し、補助輪もついているので旋回し易く横転しにくい。ブレーキはなく車輪の内側に固定された輪、ハンドリムを親指の腹で操作することによって向きを変えたり停止したりする。ルールは2バウンドでの返球が認められていること以外は通常のテニスと変わらない。
方向転換の練習や一旦止まってダッシュするなど、車いすを素早く正確に動かすトレーニングを行った後、ラリーやサーブ練習を。両手でハンドリムを回しながらラケットを力いっぱい振り切るのはハードで相当な運動量だ。参加者は息を切らしながらも「とても面白いですよ。コーチのように格好良く打てるようになりたい」と笑顔で話した。冗談を飛ばすなどアットホームな雰囲気の中、パワフルで鮮やかなプレーが光る。「障がいを持った方、健常者の方も一緒に楽しんでみませんか?」と山倉さん。専用の車いすは貸出可。専用のトイレ、駐車場も完備。介助なしで生活できる人なら安心して参加できる環境だ。料金は入会金1000円、1クール(8回)2000円。
問合せ 帝京平成スポーツアカデミー(帝京平成大学千葉キャンパス内)
TEL 0436・74・6369