米沢の森にトウキョウサンショウウオは 生息しているのか!?

 3月23日(日)、市原市米沢の森で市原高校生物部員2名と卒業生1名によってトウキョウサンショウウオの産卵調査が実施された。米沢の森での産卵調査は今回が初めて。
 調査前、部員の只野友規くんは、「他の場所を調査したら6房くらいだった。産卵や孵化は気温に影響されるので、すでに孵化している可能性もある」と予想。サンショウウオの雌は卵巣を2つ持つので、1匹が2つずつ卵嚢を産む。落葉や枝に産みつけた卵嚢は水に浸っており、それを数えることで産卵にきたサンショウウオの数を把握できるのだ。
 部員2人が卵を捜索、見つけた場所と環境を卒業生の常住彩さんが記録していく。「トウキョウサンショウウオは、千葉県で『最重要保護動物』、国の『絶滅危惧・類』に指定されている。生息数が減っているはずだが、米沢の森では意外にもたくさん発見できて驚いた。興味本位で捕まえたりしないで欲しいです。この卵が成長し、生息数が増えることを願っています」と同部員の富澤佑哉くん。
 調査結果は、卵嚢が220個、サンショウウオの成体1匹を確認した。生存には森林や水量の維持が必要で、人間による開発や田んぼの放棄などで大きな影響を受けてしまうが、どんな生物に対しても絶滅を防ぎたいのは皆同じ気持ちではないだろうか。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1.  茂原市三ヶ谷の服部農園あじさい屋敷は、2万7000㎡の敷地を擁し、山の斜面に広がる1万8000㎡に250品種、1万株以上ものあじさいが優美…
  2.  茂原市にある『ほのおか館(旧本納公民館)』で活動する本納陶芸クラブ。成形や絵付け・釉掛けの講師を担当する山本さんが設立し、約30年になる。…
  3.  仕事が休みの日の午前中は、太陽が昇るか昇らないかくらいの薄暗い、まだ肌寒い時間から庭作りを始めます。前日から明日はあれをやろう、これもやっ…
  4.  2020年1月17日、市原市田淵地区の地磁気逆転地層『千葉セクション』にちなみ、約77万4千年~12万9千年前の地質時代が、正式に『チバニ…
  5.  水が湧き出ている水路で、こんもり茂った花茎に白い小さな花がたくさん見られた。幅いっぱいに数メートルに渡って茂っている所もある。  ヨーロ…
  6.  市原市君塚在住の土井清二さん(72)は、2009年6月に出光興産株式会社アグリバイオ事業部を62歳で退職。以降、バックパッカーで一人アジア…
  7. 新型コロナウイルスの感染拡大に便乗して、大手通販サイトを装ったサイバー犯罪や、買った覚えのないマスクが届く悪質商法など、様々な事件が発生して…
  8. ◇住居に入り窃取する侵入盗を防止!  今年に入り、市原市内で住居に侵入し、金品を窃取する侵入盗が散見されています。被害の多くは、ガラス…
  9. 11月23日(土)、千葉市中央区のそごう千葉店で開催された『市原市・房総 災害復興フェア』。9月、10月に千葉県を襲った台風15号や暴風雨は…
  10.  毎年、年末は空き巣などの被害が増加する。また、今年は台風15号・19号の被害を狙った悪質商法や盗難事件等も発生しており、千葉県警察で…

ピックアップ記事

  1.  茂原市三ヶ谷の服部農園あじさい屋敷は、2万7000㎡の敷地を擁し、山の斜面に広がる1万8000㎡に250品種、1万株以上ものあじさいが優美…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る