ガイドを目指す町歩きの達人

 国分寺僧寺、尼寺ほか貴重な遺跡を抱える地域にある国分寺公民館の主催講座『町歩きの達人』(全10回)がスタートした。同館近くの史跡やお勧めスポットなど案内するガイド養成講座は今年で3年目となる。講師は郷土史家、昨年の受講者を中心に結成されたサークル『天平の甍』のメンバーなど。授業は座学のほか史跡も歩き、実際に募った参加者をガイドする時間もある。
 初回6月は会議室での講義。講師は現役新聞記者で児童文学者でもある『まぼろしの上総国府を探して』(くもん出版)の著者たからしげるさん(64)。「国府って何」という疑問から児童書出版の元になった新聞記事を書いたのは平成8年。記者の調査手法で謎に迫り上総国府の推定地が4つあると知った。
 万葉歌の残る阿須波神社や更級日記作者ゆかり地と考えられている光善寺薬師堂のある市原、甲(国府)のつく地名が多く、古甲遺跡のある郡本、府中(国府所在地)に開いたと記録の残る釈蔵院のある能満、養老川近くの村上など。それぞれの仮説について楽しく解説し、「謎は今も解けていないが、最近出土した市原地区の瓦が鍵」との最新情報も語った。
 地方勤務時代の記者体験を交えたユーモアたっぷりの話に好奇心を刺激された20名の受講者。自己紹介の時間に「市原の歴史を知りたい」、「孫や親せきを案内してみたい」など今後の抱負を話した。職員の堀部さんは「史跡の場所を尋ねる来館者が多い。ぜひ案内役として活躍してほしい」とガイドデビューに期待する。

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