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季節のスケッチ
- 2014/8/22
- 市原版, シティライフ掲載記事
俳画と文 松下佳紀
国際的安全環境の変化と脅威を理由に政府は集団的自衛権行使容認を閣議決定した。これは永久に戦争をしないと誓う日本国憲法九条に無理な解釈を加え、事あれば戦争をする国にしようとすることだ▼しかしこんなことは許されるはずがない。世論調査でも国民の大半が政府の憲法解釈に反対だ。しかも国会で十分な審議もせず与党だけの密室協議で強行したのだ▼首相は日米軍事同盟を強化し軍事力で国を守るという。が、国際間の軍事的対立は不信と緊張を増大し更に戦争の危機を招くだけだ▼どんな理由があろうと戦争をしてはならない。私たちは今まで以上に平和憲法を持つ国であることを自覚し、地球上から戦争を無くす努力をしなければならない。