手話で楽しくコミュニケーション

 障がいに対する理解を深めボランティア意識を高めてもらおうと、7月から9月にかけて『はじめての手話入門』(全10回)が姉崎保健福祉センターで開かれた。講師は市原市ろうあ協会に所属する聴覚障がい者の早野真紀子さん(55)。副読本『友だちをつくる手話』(千葉聴覚障害者センター出版)を使用し、手話通訳者を伴って講習を進めた。
 取材した8月16日7回目のテーマは『趣味』。早野さんが関連する単語をわかりやすく教えると、受講者は手話を繰り返し真似て覚えていた。受講する13名はすでに打ち解けた様子。「趣味は何」の質問に「バドミントン」と女性がラケットを振る動きを勢いよくすると「試合中かな」とのジョークも出るなど笑いが続く。大げさな動きには「手話は視覚言語。身振りを小さくまとめ相手との距離を意識して」とのアドバイスがあった。
 早野さんは「聴覚障がい者は外見からわからず、誤解されやすい。会話からも取り残されがち。視覚から情報を得るので手話ができなくても身振り、筆談、口を大きく開けて話す、手のひらや空間に指で字を書く、絵を描くなどでコミュニケーションをとって」と理解を求めた。講習には聴覚のほかに別の障がいもある、ろう重複障がい者の話を聞く機会もあったそうだ。

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