大道芸の魅力の話法はこれだ!『ガマの油売り』

 11月5日、市津公民館で『大道芸の日本語・ガマの油売り』講座が開催された。講師の筑波大清さんは大道芸研究会の会員で、都内大田区や筑波山神社を拠点に活動している口上士。筑波さんは、「初代永井兵助から伝わる『ガマの油売り口上』の伝承を目指し、江戸の口上芸を演じていきたい」と願っている。 
 講座では、大道芸の日本語がどうして人を寄せ付けるのかなどが説明された。「七五調のリズムは耳触りがいいので、耳が反応するんです。落語の系列で、日本語の面白さを取り入れています。『そいじゃお主』や『お立ち合い!』など会話文を用いて、人間的関心と興味を持たせることでも人を呼びやすいのです」と説明する。
 受講者は、筑波さんの後に続いて大道芸口上集の『大道易学六魔』を読み上げたり、『ガマの油売り口上』をじっくりと読み込んでみたりと真剣な表情。講座の最後には、筑波さんが長年修業を積んで身に付けた『正調蝦蟇の膏売り口上』が20分かけて実演され、受講者も大喜び!大道芸を教室で間近に見られるとあって、カメラを構える姿も多数。
 筑波さんの滑らかな口上に聞きほれたり笑いが漏れたりする演技の中、最も盛り上がったのは刀のシーン。切れ味の鋭い刀で腕を切っても、ガマ油を塗れば数秒で傷が癒えるというのだ。事実はいかに。かつてはガマ油200文、現在の4千円で売られていたといい、「昔は高くて使えなかったので、よく見せてください」などと話す受講者もいた。

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