いちはらふるさと点描 ~西広堰~

 川幅70メートル余りの養老川にある今の西広堰は昭和53年に完成しました。それまでは、市原市の有形文化財に指定されている羽目板堰でした。
 堰き止められ、保水された水は下流域の田畑に灌漑用水として、また、京葉工業地帯の工場へ工業用水として山倉ダムへ揚水し、利用されています。4本の水門開閉のための調整塔があり、3枚の水位調整板を脇に建つ管理棟で電動操作し、水量の調節を行っています。勿論、大雨や洪水警報などの災害にも対応しています。
 堰は水田耕作に従い、4月から8月末日まで稼働します。春から夏は水量も多く、岸辺の緑と青空が相まって岸辺では美しい自然景観を呈してくれます。とくに好天の時、上流から見ると堰の中央(川の真ん中)に富士山が浮かびます。
 冬季の早朝は日の出時に富士山の積雪の日の出、太陽が山頂から山腹に当たると、赤く染まるモルゲンロート現象が見られることもあります。また、夕方は黒くシルエットでその雄姿を遠望できます。写真は珍しい真っ赤な夕焼けの時のものです。
(市原市写真連盟所属・写真集団サイクルフォト 石川松五郎)

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