避難所運営は自分たちの手で

 6月21日、南総地区社会福祉協議会主催の講演会『避難所の運営と役割』が南総公民館で行われ、同地区の各自治会役員や民生児童委員など災害時にリーダーとして動く意志、可能性のある約80名が参加した。講師は『(公社)SL災害ボランティアネットワーク』理事の坂内美佐子さん。
 日本各地で大規模な地震が起きる確率が高まっている。三方を海に、二方を河に囲まれた千葉県は津波による水の氾濫、コンビナート火災なども予想され、陸の孤島になってしまう可能性がある。県外からの支援に頼らず復興の道を歩むにはどうしたらいいのか。まずは自分と家族の安全確保。そして、しばらくの間、生活の場となりうる避難所を誰がどう運営していくのかを前もって決めておく必要がある。
「大規模災害時にはみんなが被災者。行政の対応を待つのではなく、自分たちの地域は自分たちで守るという意識を持つこと」と坂内さん。そのためには災害に対する対策を日頃から講じておくことが大切だ。自治会内で、全体の指揮をとる本部長を1人、補佐をする副本部長を数人、避難所で名簿の管理などを行う避難者班、救援物資の調達を担当する食糧・物資班などの役割を決めておくと有事の際に動きやすい。1人でも多くの住民が積極的に研修、訓練などに参加し、災害時に素早く対応できる地域は復興力が高くなる。
 後半は、災害時に役立つダンボールトイレ作りと、フリーズドライされたおこわに湯を入れて15分で出来上がる非常食作り体験と試食が行われた。水でも60分で出来上がる。ストックしておくと便利だ。
 ある参加者は「前もって地域で体制を整えておくことが急務だと認識した。誰かがリードしてくれる、ではなくて自分たちが主体となってやっていかなければ」と頷いた。自治会などで対策の方法がわからない場合、住民に危機意識を持たせたい場合、「出前講演も受け付けますよ」と坂内さん。

問合せ 坂内さん
TEL 0436・41・8186

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1.  時は江戸時代、夏の夜の牛久・八坂神社。ピーヒャラドンドコ祭囃子の音、行き交う若衆の活力みなぎる声、浴衣姿の祭り好きな人たちで、参道はさ…
  2. フォレストアドベンチャー・千葉 冒険の森のアクティビティ!  千葉市若葉区・泉自然公園内にある、フランス発の森林冒険施設。自然の立木の…
  3.  山武市のさんぶの森中央会館音楽室は、壁一面の窓から望む森の緑が美しい。この音楽室を拠点に、毎月第2・第4日曜日にコカリナの練習を行って…
  4.  市原警察署のロビーには現在、カラフルな掲示板と七夕の笹飾りが登場、来署した人たちの目を引いている。掲示されているのは市民から公募した川…
  5.  「全然当たりません。どこがいけないですか?」「どうしたらもっと飛びますか?」と、自分から熱心に質問したり、ボールを入れた籠が空になるま…
  6.  今年の梅雨前線は活発化と停滞によって、南九州に集中豪雨をもたらした。一週間で1カ月分の雨量が降ってしまった場所もあるという。地盤が多量…
  7.  ふらりと入ってきた男性が、食い入るように海の生物たちの絵画を眺めて歩き、呟いた。「水族館に来たみたいだ」。田園の美術館(いすみ市郷土資料…
  8. ハンノキ  夏の眩しい陽光を浴びて輝き、風に揺れるハンノキの葉を見ていると、どことなく風情を感じます。市内では、長年放置された休耕田や湿…
  9.  長生郡長南町在住の田邉智和さんは、昨年10月に福井県で開催された第18回全国障害者スポーツ大会『福井しあわせ元気大会』の一般卓球部門に千…
  10.  市原市バスケットボール協会は昨年度、創立50周年を迎え、8月末グランドホテルにてご来賓の方々をはじめ役員、選手と多くの懐かしい顔ぶれに大…

ピックアップ記事

  1.  時は江戸時代、夏の夜の牛久・八坂神社。ピーヒャラドンドコ祭囃子の音、行き交う若衆の活力みなぎる声、浴衣姿の祭り好きな人たちで、参道はさ…

イベント情報まとめ

  1. ◆サークル 国際交流・市原市オリンピック準備委員会 月2回 姉崎地区(海外と交信あり) 外国人と定期的に交流したい、その準備のために英語…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る