上総更級公園の夏

 市内の中心地にある上総更級公園も暑い夏を迎えた。作業棟裏ですくすくと成長しているのは約80kgもある巨大カボチャ。公園センター作業長の黒川秀明さんが今春、種から育てた。美しい形を維持するため置き場所を変えたりと工夫をした。収穫後はセンター内で観賞用にするのだとか。
 作業棟そばにあるカブトムシ小屋も黒川さんと作業員の手作り。落葉や藁などが敷いてあり、手厚く飼育されたカブトムシがどんどん繁殖。通常よりも早い6月中旬に約80匹もの蛹(さなぎ)が羽化した。既に産卵を終え、来夏に向けての準備に入っているとのこと。「散歩者が喜んでくれる。双方とも育てた甲斐があった」と黒川さん。
 そして日本の夏の風物詩、ラジオ体操。昨夏から始まり、年中毎朝6時半に約20名の地域住民が集まる。最高齢者は笑顔の素敵な91歳の女性。近所のケアハウスから通っている。「名前も知らない仲間、散歩途中にふらっと集まるような関係がいい。素敵なふれあいの場所です」と参加者。上総更級公園から健康発信。楽しみながら残暑を乗り切ろう。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1.  市原市姉崎小学校を拠点に活動している剣道『錬心舘市原道場』。設立は1987年と長い歴史を持ち、小中学生を中心にこれまで数多くの卒業生を育て…
  2. 【写真】本須賀海岸(当写真は特別な許可を得て撮影しています)  マリンアクティビティのイメージが強い九十九里エリア。成田国…
  3.  マザー牧場(富津市)では、2~3月が羊の出産シーズン。今年は約20頭が出産。第1号は2月22日に生まれた品種「サファーク」の女の子。黒い顔…
  4.  鉄道写真愛好家の皆さんへお知らせです。今年6月6日(木)~6月11日(火)に開催予定の『小湊鐵道を撮る仲間たち展』に写真を出展いただける方…
  5.  新芽が出始めた春の里山を散策してみた。葉の色や形、大きさなど種類の多さが感じられる。葉の多様性といったところか。  そんな中で高い木の枝…
  6. 【写真】チバニアンガイドの皆さん  2020年1月、市原市田淵の地磁気逆転層を含む地層『千葉セクション』がGSSP(地質年…
  7.  前回、近い将来起こるであろう世界的な食糧問題について書きましたが、多くの学者は、私達が生き延びるには人間が何万年と育んできた古来からの農法…
  8. 【写真】『音楽堂in市原《私の十八番》ガラコンサート』にて。ヴァィオリン・川井郁子さん、ピアノ・熊本マリさん  市原市市制…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1.  市原市姉崎小学校を拠点に活動している剣道『錬心舘市原道場』。設立は1987年と長い歴史を持ち、小中学生を中心にこれまで数多くの卒業生を育て…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る