コットンクラフトで可愛いさるの干支飾り

 今年の干支・可愛いさるの飾りを作る講座が、昨秋、ちはら台コミュニティセンターで開催された。講師はコットンクラフトを教える田口雅子さん。14名の参加者は、2回の日程で3体のさると屏風を作製した。
 初日には、田口さんが頭、体、腕と3つのパーツを分けて見せ、プロセスを解説。「体は中袋にペレットが入っていて座りが良く、両腕も1本でつながっています。頭は小さく細かい作業なので、切り込みの入れ方など注意してください」とポイントを交え説明。体は布を袋状に縫い、底にタックをとる。中袋を作り、ペレットを入れる。腕はバイヤスの布を二つ折りにして縫い、毛糸を通して両端を絞る。メインの作業は頭づくり。「最初に布を切る時は荒断ちでいいですよ。パーツが小さいので、そのほうが作業がやりやすくなります」と田口さん。頭の布から顔部分を切り抜き、裏から顔布をあててしつけ。その顔布を、頬などのカーブが出るよう切ってまつり、アップリケにする。後頭部分の布を中表に合わせ、返し口を残してぐし縫い。耳の部分にも切り込みを入れ、頭の形に切り、表へ返して綿を詰め、とじる。ビーズを目に、鼻と口は刺繍する。
 小さいパーツのために、布を切りすぎたり、うまく縫い付けなかったりと、参加者は四苦八苦。時折、田口さんが修正などして手伝い進めたが、一つ作って時間切れになった人が多く、3体分の残りのパーツは自宅で作ることに。2日目は、パーツをつなぎ、屏風を作って飾りは完成。「体の詰めものを綿にして、リースに加えると玄関に飾れますよ」と田口さん。参加者は「3体いるので『見ざる・言わざる・聞かざる』にしてもいいですね!」「顔を作るのに苦労しました。でも全部表情が違っていて可愛い。さっそく自宅に飾ります」とのことだった。 

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】第1展示室  人々の暮らしを様々な面で支えている人工衛星。ロケットで打ち上げられた人工衛星は地球の周回軌道に投入さ…
  2. 【写真】教室の講師と子どもたち  JR浜野駅前と五井駅前でダンススタジオを経営する堀切徳彦さんは、ダンス仲間にはNALUの…
  3.  市原市不入の市原湖畔美術館にて、企画展『レイクサイドスペシフィック!─夏休みの美術館観察』が7月20日(土)に開幕する。同館は1995年竣…
  4. 【写真】長沼結子さん(中央)と信啓さん(右) 『ちょうなん西小カフェ』は、長生郡長南町の100年以上続いた小学校の廃校をリ…
  5.  沢沿いを歩いていたら、枯れ木にイヌセンボンタケがびっしりと出ていました。傘の大きさは1センチほどの小さなキノコです。イヌと名の付くものは人…
  6. 『道の駅グリーンファーム館山』は、館山市が掲げる地域振興策『食のまちづくり』の拠点施設として今年2月にオープン。温暖な気候と豊かな自然に恵…
  7.  睦沢町在住の風景写真家・清野彰さん写真展『自然の彩り&アートの世界』が、7月16日(火)~31日(水)、つるまい美術館(市原市鶴舞)にて開…
  8.  子育て中の悩みは尽きないものですが、漠然と考えている悩みでも、種類別にしてみると頭の整理ができて、少し楽になるかもしれません。まずは、悩み…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】第1展示室  人々の暮らしを様々な面で支えている人工衛星。ロケットで打ち上げられた人工衛星は地球の周回軌道に投入さ…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る