伝えたい 袖ケ浦の魅力

 4月6日(日)まで「そではく」と親しまれている袖ケ浦市郷土博物館で、『伝えたい郷土のあれこれ・市民学芸員が推薦する袖ケ浦の魅力・』が開催されている。
 同館では約30名の市民学芸員の皆さんがボランティア活動を行っている。今回で5回目となる市民学芸員による企画展では、皆さんが紹介したい題材のアンケート調査の結果「道」、「花」、「土器」、「旧進藤家」を取り上げることになり、会場となった特別展示室には「道」、「花」、「土器」についての展示、第2会場の旧進藤家では進藤家についての展示と人形展が催されている。
 特別展示室に入ると、まず「道」の展示コーナーが。市民学芸員の皆さんが実際に歩いて調査した「鎌倉街道」と「久留里街道」の魅力が紹介されており、市内23の「通り」も写真で紹介し、更に来場者にも散策してもらえるように、イラストマップや地図も。「花」のコーナーでは袖ケ浦公園と博物館の施設である万葉植物園の花を紹介。市民学芸員で万葉植物園の整備や学習会等を行っているグループのメンバーが撮影した写真や、植物画グループのメンバーが描いた植物画で、その魅力を紹介している。「土器」のコーナーは市内で発掘された縄文時代から奈良・平安時代の土器の魅力を発掘作業に関わった市民学芸員の視点で紹介。実物資料と写真、パネル約300点の展示品だ。常時、映像『古街道を往く・いざ鎌倉への道・』も上映されている。
 山田館長は、「市原との市境に道が通っていた鎌倉街道の調査では、新たに発見された伝説や道標も。古老から話を聞きながら、8キロの道を2日間かけて歩き、ここに復元しました。文化庁の『歴史の道百選』に千葉県では唯一選定された道です。一方、久留里道は参勤交代で使った道なので『殿様道』(とんさ道)と呼ばれた市原市五井と久留里を結ぶ約25キロの道。どちらの道も皆さんに歩いてみてほしい」と話し、学芸員の稲葉さんも「古代人の食を中心にした土器の展示。一連の流れを見てもらえたら。展示しているのは完全形に近いもの。形の違い、文様の変化が一挙に見られます」と話す。
 第2会場の旧進藤家は同館からすぐ近くに建つ移築した古民家。旧進藤家に関わる古文書や住宅概要の解説などを展示。展示内容に関するワークシートも用意し、今まで以上に来館者が理解を深められるようにした。
 人形展は、市民学芸員が持ち寄った人形、季節柄つるし雛や七段飾り、変わり雛などを飾っている。旧進藤家と人形のコラボを楽しんで。尚、本日3月1日(土)13~15時に関連イベントとして、『抹茶でほっこり 旧進藤家の桃の節句』が開かれ、抹茶(菓子付き・100円)の販売や十二単試着(無料)が行われる。「ここは、五感に訴える展示となっています」と山田館長。
 敷地内の袖ケ浦公園梅林の梅の花も見頃を迎える。是非、観梅も兼ねて出かけてみては。

問合せ 袖ケ浦市郷土博物館
TEL 0438・63・0811
開館時間9~17時、(月)休
入館料無料

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