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イノシシ肉を使ったジビエ料理を特産品に
- 2016/3/11
- 市原版, シティライフ掲載記事
イノシシなどの有害鳥獣による農作物の被害が増加している市原市では、捕獲したイノシシ肉を食用とし、ジビエ料理として有効活用しようと、商品の開発や市場調査、販路開拓などを進めてきた。すでに、市内の店舗でメニューに加えたり、館山道市原SA(上り)で販売を開始している。
2月中旬、メディア向けに市原市役所にてジビエ料理や加工品を披露した。会場には、市原市からメニュー開発を委託された市原市料理飲食店組合によるイノシシ肉を使った、ぼたん鍋、メンチコロッケ、麻婆豆腐、カレー等が並んだ。『うなぎ八幡屋』の中村雅人社長は、「和洋中、家庭でもシンプルに食べられるメニューをと考えた」と話し、同店でメニューに加えたぼたん鍋は美味しいと好評だとか。
『ワイルドポーク』と名付けたイノシシ肉料理は、現在、市原市役所食堂を含む市内10店で食べることができ、3月末には15店に増える予定(提供店はワイルドポークののぼり旗が目印)。
加工品は全国でカフェ展開している『カフェ・カンパニー株式会社』が3種類のサラミとスモーク・ジャーキーを開発した。イノシシの野性味を表現するために、サラミはチョリソ、四川山椒、プレーンの3種類。ジャーキーは柔らかくジューシーな仕上がり。同社の當間一弘さんは「主に女性をターゲットに。ワインに合う、日常で味わえるものをと。SAで販売することを前提に、パッケージデザインも嗜好性の強いものにした」と話す。3月中旬から道の駅あずの里いちはらでも販売開始予定。
イノシシ肉は牛肉や豚肉に比べて低カロリーで、脂肪に含まれる不飽和脂肪酸が悪玉コレステロールを減少させ、血液をサラサラにすると期待される滋養食材。お洒落な包装デザインに加え、ヘルシー志向の高い女性にも人気がでそうだ。
問合せ 市原市農林業振興課
TEL 0436・36・4187
ジビエ料理提供店
●市原市役所食堂(国分寺台中央1-1-1)
TEL 0436-22-1111
●うなぎ八幡屋(潤井戸1307-20)
TEL 0436-74-0007
●割烹勝浦(根田3-8-27)
TEL 0436-22-8384
●和風鰻麺 八幡屋(潤井戸1308-2)
TEL 0436-75-7881
●麺や 紅丸(惣社3-4-12)
TEL 0436-26-0530
●中華料理 悠友亭(牛久603-1)
TEL 0436-92-5666
●麺屋 むげん(五井西5-1-13)
TEL 0436-23-3715
●中華料理 彩菜(五井5612-1)
TEL 0436-21-5778
●紅丸食堂(海保292-9)
●そばぐるめ きたこま(犬成1243-79)
TEL 0436-74-0059