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生花で装いをワンランクアップ
- 2016/4/1
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卒業、入学式シーズンを迎える3月6日、『生花コーサージ』講座(千種コミュニティーセンター主催)が開かれた。指導したのはマミフラワーデザインスクール講師の山田道子さん。花材はスプレーバラ、シンビジウム、ヒヤシンスなどを使った。
ドレスなどの胸元に留めるコーサージは軽く仕上げるため、補水用コットンを使わない。そのため、植物の茎を短く斜めに切ったあと、しばらく水に浸けておくことから始まった。補強も兼ねるワイヤーは太さも取り付け法も植物によって異なる。バラは太めを使い、花弁すぐ下の花托に横に刺す、ヒヤシンスは細めをU字型にして花の上から刺し込む。1本ずつ花の根元からワイヤーを隠すように緑のフローラルテープを巻いたら、コーサージ形にする。
山田さんは「丸い形もできる」と簡単に作ってみせたが、今回は正装用に流れをつけた不等辺三角形に。一点をしっかり抑えるように配置を決め、ワイヤーの束を平らにしてテープでまとめた。
参加者が思い思いに手を動かす間、山田さんは「植物はイヤリングやネックレスなどネイチャーアクセサリーとして普段着にも使える」、「花婿が胸に挿すブートニアは花嫁からのお返しの意味がある」などフラワーデザインにまつわる話を続ける。
唯一の男性参加者は細かい工程に苦労していたが、「花を飾るのも育てるのも大好き。市民楽団のコンサートで演奏者一人ひとりが違うコーサージを着け華やかだった」と楽しげ。完成すると「子どもの卒業式に着けたい」と期待する女性もいた。