森に忽然と姿を現すマルシェ計画

アートいちはら2016春

2017年の『いちはらアート×ミックス』に向け、森の中に市場を作る『いちはらのもり アートマルシェ ichimaru(いちまる)』のプロェジェクトがスタートした。
制作を主導するのは前回のアート×ミックスでIAAES(旧里見小学校)の美術室を世界の名画の模写で埋めつくした豊福亮さん(40)。場所は未定だが、「作る人の自由な発想を生かし、ブラジルのファベーラ(スラム街)のような建物群を展開したい」と構想を練る。
5月5日、プロジェクトに先駆け、同校美術室にて『いちはらのまちの模型作り』のワークショップが開かれた。ワークショップはカッターやグルーガンを使い、豊福さんが用意した木の枝や葉、タケノコの皮やカラフルな羽でマルシェの小屋の模型を作るという試み。取材時は、市内在住の親子4人が少数民族の住まいに似た建物を楽しそうに作り、八王子市から訪れた女性が「新潟の芸術祭で日常の景色のなかに異質な物が存在する不思議に衝撃を受け、アートにはまった」と手を動かしていた。
豊福さんは廃校を約6万個の浮きや漁道具で装飾したカラフルな立体作品や、建物内部に雑貨を貼り、全面黄金色に装飾した豪華な作品などで知られる。きらびやかな作風の豊福さんが市原の自然豊かな森にどのようなマルシェを出現させるのか。想像すらできないが、何だかわくわくする。現在、一緒に作品作りをしてくれる人や自然素材を提供してくれる人を募集中。予測不能の作品の出来栄えは参加するあなたしだいかも。

問合せ アート×ミックス実行委員会事務局
TEL 0436・50・1160

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