更なる挑戦 『内田の森』をつくりあげる

更なる挑戦、
『内田の森』をつくりあげる
~里山保全活動進行中!

50年以上、手入れされず放置されたままで荒れ放題になっていた地元の里山を「何とか復活・再生せたい。そして、地域の人たちの憩いの場に、また地域活性化の拠点にしたい」と、2004年4月、発足した『市原米沢の森を守る会』。「できる人ができるときに」を会のモットーに、市道や赤道(里道)を整備し、山桜を甦らせ、パノラマ景観ウオークや自然観察ほか季節のイベントを実施して多くの人々を誘い、里山保全の大切さを伝えてきた。今では、地域住民だけでなく、市外からも人々が訪れる場所となった。その活動の様子はNHKのテレビ番組でも紹介された。
「10年かけて、やっとここまできた」と、感慨深げに米沢の森の斜面から頂上を見上げ呟く会代表の鶴岡清次さん。晩秋の午後、来訪者の姿が稜線に見え隠れする。今春開催されるアート×ミックスが始まる頃には、桜の花見をしながら菜の花も眺められるように、同時に菜の花畑から桜も見られるようにと、斜面の草刈りをして菜の花の種を蒔いた。会員の川又さんは「ここには、天ぷらや味噌汁の具が揃っている。ウド、ウコギ、タラの芽、フキ、ヒラタケ、エノキダケなどのキノコや三つ葉もある。イチゴもフユイチゴ、モミジイチゴ、クサイチゴの3種が自生している」と楽しそうに話す。人の手が入ることによって顔を見せた植物たち。
ところが、この皆の癒しの森が存続の危機に瀕している。この地区は、千葉県住宅供給公社が団地造成のために買い上げた山林だが、バブル崩壊後、開発計画は凍結し公社は債権整理を目的に平成26年度までに、土地を処分する計画になっているからだ。売却の対象となる米沢の森。このような状況の中で、米沢の森に隣接する内田地区の山の尾根を縫うように古道があり、古道沿いには観音菩薩や庚申塔などが建立されていることが踏査の結果わかった。そこで、『市原米沢の森を守る会』は、この古道を散策するルートを整備し、米沢の森と古道が走る真ヶ谷地区と宿地区の森を含めて『内田の森』と称し、鶴岡さんも発起人のひとりである『報徳の会』を運営する『内田未来楽校』を拠点に、古道を散策しながら石仏などを見て歴史を感じてもらい、米沢の森の散策路とつなぐことで、頂上からの眺めや山桜そして新緑などを楽しむコースを考えている。
鶴岡さんは、「米沢の森を残すため、内田地区と連携して市民の皆様に広く認知していただき、次世代に引き継ぐ森づくりの目標や夢を持ち続けたい」と熱い眼差しで語る。尚、1月のイベント予定は、1月1日から3日まで『初日を見る会』6時30分集合。広場で甘酒等をふるまう。1月下旬には冬の樹木の観察会を。2月はシイタケ作り。ほだ木が用意されコマ打ち体験。焼きシイタケが振舞われ、シイタケのお土産付き。親子参加歓迎。いずれも参加費は500円(保険・資料代)。詳細は問い合わせを。

問合せ 鶴岡さん
TEL 0436・92・1196

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