相続で損をしないために

暮らしとお金の話 パート3

 姉崎公民館主催事業『暮らしとお金の話』(全3回)の最終回は『みんなで考えよう 遺言・遺産について』。7月8日、第1回に続いて講義をしたのは野村証券(株)の田中政広さん。知らないと損をしたり、争いになったりする相続の決まりごとについて、「号泣がぴたりと止んだ遺産分け」など笑いを誘う川柳を織り交ぜながら解説した。
 途中、参加者10名はグループになり、同社社員らにアドバイスを受けつつ、問題を解く形で講義が進められた。正誤問題で①遺産相続後に連帯保証人だった亡父の負債がわかり返済を求められた、②正式に財産放棄したあと、相続順位が低い親族が権利を主張してきたなどだ。どちらも正しく、①「負債も財産なのでよく調査して」、②「口頭で相続分をゼロにするのと、正式放棄するのでは違うので注意して」という説明があった。
 平成27年から相続税納付は基礎控除額縮小で対象者が増え、他人事ではなくなった。対策は「ライフプランを立て収支計算をし、死亡予測時の財産を把握する。遺言書を作成する」だ。加えて「保険の死亡給付金は指名した受取人のもの」、「住宅資金の贈与、暦年贈与、教育資金、結婚や子育て費用の一括贈与の非課税制度」も選択肢に入れ生前から準備したい。
 「自らが判断し選択し、財産を円満に残せるよう金融機関の説明会も積極的に使って」と田中さん。「無料だし、しつこい勧誘はしません」と付け加えると会場からは小さな笑いがもれた。参加者は「事前準備が大切と感じた」と感想を述べた。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】『音楽堂in市原《私の十八番》ガラコンサート』にて。ヴァィオリン・川井郁子さん、ピアノ・熊本マリさん  市原市市制…
  2. ホソミオツネントンボ(越冬中)  日本では200種ほどのトンボが生息しているとされています。主に、春から秋に観察でき、身近…
  3. 【写真】いちはらフィールドマップ巡り・市原にて  市原市姉崎在住の石黒修一さん(76)は、『地域を知り・守り・愛する』とい…
  4.  近年、湾岸沿いの工場夜景が注目され、ナイトクルーズが運航されるほどになっていますが、多くの石油・化学工場が林立する市原市の五井・姉崎海岸付…
  5. 【写真】ダリア花(茂原市立美術館蔵)  2月14日(水)~3月24日(日)、茂原市立美術館で、千葉県誕生150周年記念事業…
  6.  今回は、自分の好きなベストスリーに入る監督を取り上げます。読者の方々には、作品は知っているけれど、監督には馴染みがない、という方もいらっし…
  7.  今回と次回で、未来の話をしたいと思います。今世紀の中頃までに世界の人口は100億人を超えると言われています。気候変動により農作物の生産がま…
  8. 【写真】人々に語りかける中村医師 写真提供:PMS(平和医療団・日本)  昨年11月25日、ちはら台コミュニティセンター(…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】『音楽堂in市原《私の十八番》ガラコンサート』にて。ヴァィオリン・川井郁子さん、ピアノ・熊本マリさん  市原市市制…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る