おめでとう・センバツ出場 東海大学付属市原望洋高等学校 「一戦必勝」で勝利を目指す

和田健次郎 監督

 第89回選抜高校野球大会がいよいよ明日、3月19日に開幕し、全国32校が出場、12日間の熱戦を甲子園で繰り広げる。千葉県内からは東海大学付属市原望洋高等学校が、7年ぶり2回目の出場。2014年夏の大会を含め、甲子園は通算3度目となる。和田健次郎監督にお話をうかがった。

◆昨年夏の千葉大会は、事実上の決勝戦とも言われていた準々決勝の対木更津総合戦。0対1で惜敗し、その後、現在のチームになったわけですが、スタートはいかがでしたか。
「新チームは木更津総合戦に出場した2年生が中心。甲子園を目指していたものの、どこかチーム全体がちぐはぐで、噛み合っていませんでしたね。そのなかで行われた秋季県大会の地区予選では志学館に負けてしまい、一時期、どん底のような感じになりました。しかし、ここから選手たちは一気に成長しました。自分たちでやらなければ、という自覚でまとまっていった。選手たち自身が練習内容を考え、工夫して、チームの雰囲気も明るく、がらりと変えていきました」
◆そして地区予選の敗者復活戦から全6試合を勝ち上がり、秋季県大会初優勝という、大逆転を飾ったんですね。
「試合のたびに選手たちの底力が上がり、伸びていくのを実感しました。私は、彼らが力を出し切れるように、ということを主に考えていましたね。逆境でも力を発揮してきた選手たちを信じて、自分自身も冷静さを心がけるようにしていました」

◆さらに、選手たちは関東の名立だる強豪校を撃破して、秋季関東大会でも初の準優勝を掴みました。
「うちは堅い守備と、ここぞというときに打線がつながる強さがあります。ただ、決勝の作新学院戦では、守備の乱れから得点を許してしまい、自分たちのリズムが作れませんでしたが。しかしそれも、チームとして戦い抜いた結果。私には、選手たち一人ひとりが大人になったと感じた大会でした」

◆監督は市原望洋高校野球部OBですね。当時のポジションは?
「小学3年から軟式野球を始めましたが、ずっとキャッチャーです。試合の流れに敏感なポジションですが、その経験が監督として生かされているかもしれないと思うことがあります。ゲームでは、順調だった選手たちが、急に乱れたりリズムを崩したりする。その立て直しを考えるのがキャッチャーで、間を取って落ち着かせたりする役割があります。今はベンチから、選手たちの状態、ゲームの勢い、そうしたものを見ています」

◆監督としては、どんな指導を心がけていますか。
「私も市原望洋の野球部時代、自分たちで考えて取り組むという自主性の尊重は教わってきましたので、そこは今も同じですね。あとは、子どもたちに対して忍耐強くなければと思っています。我慢よりも意見を主張する傾向がありますので、その考えや感性が汲めるよう、同じ目線も必要ではないかと。子どもたちの気持ちを尊重しつつ、こちらの要求をうまく組み合わせて、環境を整え、選手たちのやる気につなげられるよう、考えています」

◆現在のチームの状態はいかがでしょう。また、気をつけていることは。
「とにかく明るい雰囲気です。試合中でも練習中でも、多くの選手が常によく声を出している。キャプテンもよくチーム引っ張ってくれていますし、いい状態ですね。私としては、一番注意しなければならないのはケガです。気温が下がればどうしても体が固くなる。今はまだ気温の低いことが多く、ケガをしやすい時期なので、そこは充分に気をつけています」

◆それでは、甲子園への意気込みを。
「目の前の試合を、ひとつひとつ、どう勝つか。『一戦必勝』が基本です。それを踏まえ、これまでと同様に冷静さを心がけていこうかと考えています。選手たちは、ゲームの流れに乗って、良いバッティングをします。ピッチャー陣もまずまずの状態で仕上がっています。特に金久保選手は投打ともに要ですね」

 市原望洋高校の第1回戦は3日目の21日(火)、第2試合で滋賀学園と対戦する。これまでのように、守備でリズムを作り、『強打の望洋』と言われる打撃をつなげて勝利する試合を期待したい。

●東海大学付属市原望洋高等学校野球部 最近の実績
・2010年:選抜高校野球大会出場
・2011年:秋季関東大会出場
・2013年:春季関東大会ベスト4
・2014年:全国高校野球選手権大会出場
・2016年:秋季関東大会準優勝

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

過去の記事はこちら

ニュース

スポーツ

サークル情報

スタッフブログ

ページ上部へ戻る