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ノイズコンサートへようこそ
- 2017/6/30
- 市原版, シティライフ掲載記事
いちはらアート×ミックス2017で旧里見小学校を会場に開催されていた『里見100人教頭学校キョンキョン』。5月4日(木)に行われた『ノイズ教頭』には約30名の生徒が集まり大盛況でスタート。ノイズ教頭の高安利明さんと開発好明さんによるLOW|TEC(ローテック)が教室に流れた。
ローテックとは、直訳すると高度な科学技術ではないということ。開発さんは、「こんなの音楽ではないと思う物の音をみんなで楽しみましょう」と話す。準備されたのはオルガンやマイクなど音を奏でるに通常用いるものだけではない。発泡スチロールのお椀や扇風機、プラスチックのコップや爪楊枝など。
それらを使用して出すノイズは、コップの包装の一部を回っている扇風機に当ててみたり、マイクにお椀をかぶせて爪楊枝で刺してみたりと一見驚く方法だ。だが、『サシュッ』、『ゴソゴソ』、『ドロドロ、シューッ』など色々な音を聞いていると、こんな擬音があったのだと小さな発見にもなる。
また、同時に2つの音を出すだけで本来の音ではなく、汽笛やバイク音のように聞こえるなど不思議な現象も。都内から訪れた男女は、「言葉では表せない、直観的にくすぐられるような面白さがありました」と魅了された様子だった。