子どもが自分色に輝くためには

 読み聞かせ、コミュニケーションの取り方などの内容で子育てボランティアのスキルアップを目指す、国分寺公民館と国分寺台地区社会福祉協議会の共催事業『子育てサポーター 地域の子育てに寄り添う』(全8回)が開かれている。初回の4月19日は市原市発達支援センターの言語聴覚士立澤聡さん(45)による『寄り添う心構え・発達障害について』。参加者23名が聴講した。
 同センターでは子どもの発達に関する相談や親子の個別指導や訓練を行っている。「できないことをできるようにするだけではなく、保護者には子育てが楽しい、子どもには生きているのが楽しいと感じてもらうために支援することを大切にしている」という。
 学習障害、アスペルガー症候群、注意欠陥多動性障害などの発達障害は医師が診断する病名。症状は個人差が大きく見極めるのは難しい。「子どもと家族は『障害』に困っているのではなくその症状から起きる日常生活でのうまくいかなさに困っています。子育てサポーターには保護者への子育てに対する労いと、寄り添う気持ちで接してほしい」とのこと。
 今後、参加者は10月26日に開かれる子育て世代のためのイベント『バンビフェスタ』にも参加する。同地区社会福祉協議会の会長船山慶子さんは「保護者には地域の私たちが見守っていると感じてもらえるよう接していきたい。子どもは虹のように多様な色の個性を持っています。その色のまま幸せに生きられる社会にしたいですね」と話した。

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