おもてなしで英語力向上

 学校支援ボランティアの新堀広子さんが、市原市立光風台小学校(石川雅秀校長)6年生56人2クラスを対象に紙芝居を使った英語の授業を行った。児童英語講師でイラストレーターでもある新堀さんが描いた物語はツバメが市原市を案内するというもの。子どもたちは市内の名所旧跡を英語の紙芝居で学ぶ。
 3回目となる9月19日は、紙芝居に出てくる単語の復習から。新堀さんがカードを見せると、子どもたちは英語で発音を繰り返す。前方後円墳、養老渓谷、藤原式揚水機、埋蔵文化財調査センターなど、小学生には難しそうな単語も出てくるが、カードを使ったカルタで盛り上がっていた。
 次は自分たちが市原市を紹介するカード作り。姉崎大根、稲荷台古墳、土太郎の滝、ゴルフ場、ラーメン屋など、「3年生の時に習った千葉の特産物だから」と落花生を選ぶ子どもや「日本の文化を知ってもらいたい」と椎津の行事カラダミを選ぶ子どももいる。カードに対する三つのヒントも考え、単語がわからなければ、教師に聞いたり、和英辞典で調べたり。子どもたちは外国人が来たら「市原の祭りやイベントを教えたい」、「小湊鉄道で案内したい」と目を輝かせ作業を進める。「子どもたちは身近な地域や自分たちのことを伝えたいのです」と新堀さん。
 校長の石川さんは「語学力向上に効果があると検証された絵本の読み聞かせに基づいた授業。言葉を通じて相手を理解し、自分を表現する力がつけば、世界中の人と仲良くできます」と期待していた。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1.  今やサーファーの聖地となった長生郡一宮町には、上総国一ノ宮の『玉前神社』(たまさきじんじゃ)が長い歴史と共に鎮座する。ご祭神は神武天皇の…
  2. ◆一席 若者の人生曲げる闇バイト 大網白里市 渡辺光恵 ・世渡りは適度に自説曲げ伸ばす 東金市 伴里美 …
  3. 【写真】スパリゾートハワイアンズ・ウォーターパーク ●千葉県立美術館開館50周年記念特別展「浅井忠、あちこちに行く~むすばれる人、つながる時…
  4. 【写真】五井小の歴史をたどるスライドショーの冒頭、紹介する子どもたち  昨年と今年は、創立150周年を迎える小学校が多数ある。1872年の…
  5.  冬の使者と呼ばれるハクチョウ。シベリアなどから北海道を経由し、冬鳥として日本へ広く渡って来る。近年、地球温暖化の影響で、繁殖期と越冬期が暖…
  6. 【写真】坂下忠弘  来春3月2日(日)、市原市市民会館・小ホールで開催される『いちはら春の祭典コンサート2025』。市原市…
  7. 【写真】千葉県立中央博物館・御巫さん  11月24日(日)まで、千葉県立中央博物館で開催されている『二口善雄 植物画展』。…
  8. 【写真】川口千里(左)、エリック・ミヤシロ  日本を代表するトランペット奏者、エリック・ミヤシロを迎え、いま最も注目を集め…
  9. 【写真】うたと語り「今、この町でこの歌を」  毎年、夏に開催される『市原平和フェスティバル』。平和への祈りとメッセージが込…
  10.  今回は「映画音楽」特集の第1回。良い映画では必ず、音楽・主題歌が感動を与えてくれます。テレビCMでも使われる名曲もあり、何処かで聞いたこと…

ピックアップ記事

  1.  今やサーファーの聖地となった長生郡一宮町には、上総国一ノ宮の『玉前神社』(たまさきじんじゃ)が長い歴史と共に鎮座する。ご祭神は神武天皇の…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る