~校歌に映る故郷~

~♪富士を見はらす 諏訪の森♪~、この歌詞は、私の母校である市原市立内田小学校校歌三番の歌い出しである。この諏訪の森では、毎年9月末、境内に土俵が造られ、内田の子ども達が元気に相撲を取っている。年に一度、諏訪の森は子ども達の歓声に包まれる。そして、歌い出しのようにこの諏訪の森から西の方角を見ると、山と山が重なり合う間にぽっかりと頭を出している富士山を見ることができる。校歌は、内田地区の四季・風光・地勢が詠われ、ふるさとの姿が見事に映し出されている。
もう二十年以上前になるが、市内小学校校歌の中に富士山が詠われている学校はどの位あるだろうかと調べたことがある。結果、47校中14校で富士・富士山という言葉があった。その多くは、海に近く西側が開けている地区の学校で、山に囲まれた内田小学校は市内の中にあって南限であったことを覚えている。校歌を調べると学校が建っている地区を見事に詠っているのが分かる。
皆さんも昔を思い出し母校の校歌を歌ってみると、ふるさとが瞼に蘇ってくるのではないだろうか。

市原市写真連盟
南市原写真クラブ 小出和茂

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